■ 第58回 全日本大学野球選手権 開幕
大学生にとっては高校野球の甲子園大会レヴェルといってもいい、全日本大学野球選手権が神宮と東京ドームで開幕。早稲田大は出場権を逃したが、地方大学の未来の逸材が見られるかもしれない魅力的な大会だ。
今年も東京ドームに会社が近いというメリットを活かして、昼休みの時間を使って、ちょこちょこ観戦したいと思う。
本日のセレクトは、北東北大学野球連盟代表の富士大学(12年ぶり6回目)と中国地区大学野球連盟 代表の徳山大学(3年ぶり11回目)だ。東京ドームに行く途中、中京大学と思われる選手、応援団らの一行に遭遇。チアガールもいたので、「おお、これは!」と期待したものの(笑)、そんな望みはまったくもって絶たれた。(爆) 富士大、徳山大ともに控え選手と思しき野郎軍団がア・カペラで(パーパパパーパパパーとか叫びながら)「アフリカン・シンフォニー」とか「残酷な天使のテーゼ」とか歌ってたりした。ま、それはそれで“らしくて"いいのだが。
徳山大・岡村、富士大・守安と両投手とも130後半~140キロ前半の球速も、カーブが高めに上ずる。このあたりのレヴェルになると140キロ前後の速球はコースを間違えるといとも簡単に弾き返される。3回表には徳山大の4番・岸村が甘い変化球を見逃さず、レフト中段に本塁打を放つ。4回からは両投手とも球速が140キロをなかなか超えなくなり、変化球主体の投球に。両チームともチャンスはあるのだが、互いに拙攻やミスもあって、好機をつぶしている感じがした。
その後、時間が来たので途中で名残惜しくドームを去ったが、結果は富士大の逆転勝ち。富士大には8番にジエゴっていう八王子実践出身の捕手がいるんだが、8番に置くにはもったいないほどのシャープなバッティングを見せていたなぁ。
ところで、徳山大には8番に隠善というのがいるのだが、これって巨人の隠善の弟かも? 隠善は広島に数世帯しかない姓で、巨人にいる隠善の名前は智也で、こちらは哲也。どちらも広島国際学院高校出身だ(智也は広島国際学院大卒)。そうだ、兄弟に違いない。
そういえば、一昨年は九国大に巨人の脇谷の弟がいたっけなぁ。そうそう、早稲田大×九州国際大の試合。9回途中でまさかの斎藤佑樹登板。九国大の松山が2ナッシングからの3球目を左中間フェンス直撃の2塁打を放つが、1塁ランナーが本塁上の際どいクロスプレーでタッチアウトで試合終了という試合。松山はセカンドあたりでヘルメットを叩きつけて悔しがる……いやー、貴重な場面に立ち会えたもんです。
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06/09(火)
【1回戦】
≪神宮≫
09:00 東海大海洋学部 3-0 松山大
11:30 道都大 4-3 石巻専修大
14:00 日本文理大 6-1 龍谷大
16:30 東海大北海道キャンパス 1-3 九州国際大
≪東京ドーム≫
09:00 白鴎大 5-0 高岡法科大
11:30 桐蔭横浜大 3-1 大阪教育大
14:00 佛教大 3-0 中京大
16:30 徳山大 1-2 富士大