あの日あの時あの場所で~(小田和正「ラブストーリーは突然に」風)……という訳で、わが部屋に急遽新しいテレビが設置されました。
というのも、それまでのテレビは貰い物のブラウン管だったのですが、その置き場所が壁際の不安定な台の上にあり、自分の狭い部屋では、大きな地震などが起きると寝ているところに落下するところにあったもんですから、父ちゃんが「危ないから、薄いのに早く買い換えろ」といったのが始まりでした。このテレビをその場所に設置してからもう3年ほど経つのですが、それまでは一度もそう言われたことはなかったのに、どうして急に言いだしたのかはまったく謎です。(笑)
ただ、それ以外にも買い替えの要素はありました。
最近は色がセピアになっていて青や緑などの色の判別が微妙になっていたこともありますし、それ以上に、スイッチを入れると音声は聞こえるのですが、
映像が流れるまでに約1時間かかる
という問題も孕んでいましたので。
当初は、チャンネルを替えると約2分くらいしてから映ったのですが、最近は
チャンネルを替えても映像が出るまでに約1時間かかる
状態だったので、もう潮時ではあったんですが。(苦笑)
たとえば、15時からテレビを観るとします。
そうすると、約1時間で映像が流れる訳ですから、14時にはテレビの電源を入れてないと間に合わない訳です。もちろん、あちらこちらザッピングしながら“ながらで観る”なんて芸当は出来ません。誤ってチャンネルを替えようもんなら、あるいは何かのはずみで別のチャンネルボタンを押そうもんなら、またそれから1時間後でないと映像にありつけないわけです。なので、急遽この番組の方が観たいな、と思ってチャンネルを替えても、1時間番組だと声のみで終わってしまう訳です。“火サス”こと『火曜サスペンス劇場』や“土ワイ”こと『土曜ワイド劇場』などであれば、かろうじて話が佳境に入るくらいの後半に間に合うって感じですかね(まぁ、どちらもあまり観ないけど)。
当初は、テレビかチラシかなにかで32インチ(型?)のタイプで、4万円を切るというかなり安いものが売れているという情報を掴んだ両親が、休日にそれが売られているスーパーに出かけて、購入予約をしたことにはじまります。
「とりあえず、購入予約してきたから」
と、自分の希望のタイプや金額などを一切聞くこともなく、無邪気に決めてきちゃったらしいのですが、普段、BSを観ることが多い自分は、「それBS観られるの?」と聞いてみました。よくわからないというので、調べてみたら、案の定、そのテレビには、BSおよびCSチューナーが内臓されていませんでした。
で、それじゃあダメだ、ということになったのですが、「オレの部屋はあとにして、それを居間のテレビのと替えればいいんじゃないの(居間のテレビも色合いが微妙で、ビデオのリモコンじゃないとチャンネルが替えられない状態)」といったところ、父ちゃんは
「ここ(居間)のテレビはもっとデカイ画面にするんだからダメだ」
と言い放ちました。続けて、「テレビが落ちたら困るだろ」というのと「売り切れ続出のなか、せっかく滑り込みセーフで購入予約にありつけたんだから、それにしとけ」の一点張りで、夫婦間で険悪(でもないか)な雰囲気の言い合いが続く中、その日の夜は終わりました。
しかし、次の日になると、「じゃあ、もう、ちょっと金額上乗せして、BS内蔵のやつ買ってきちゃえよ」とガラッと変わってまして、購入予約の権利をそのテレビが欲しかった知人に譲ってしまったそうで、金曜の夜にマイケル・ジャクソン『ディス・イズ・イット』を観て帰ってみると、自分の部屋に新しいテレビが設置されていました。
希望のメーカーや大きさなどは一切聞かれませんでしたが。
というわけで、現在、自分の部屋には“世界の亀山モデル”と書いてあるテレビが燦然と輝いております。(笑)
で、これから毎月そのテレビ代金を月ごとに支払っていかねばなりません。新しいテレビが設置されたことは大歓迎なのですが、懐がかなり寒いこの頃、なんだか自ら自分の首を苦しめちゃう結果になったように思うのは、気のせいでしょうか。
まぁ、いいです、いいです、イイデス・ハンソン。しばらくは、スカパーの無料試聴でも楽しみますから。はい。
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