乳がん温存手術後、約1か月が経ちました。
センチネルリンパ節2個だけを切除した腕は
たまに不用意に思い切り伸ばしてピリッとすることがあるくらいで
ほぼ、自由に動かせるようになりました。
右側に寝返りを打っても痛くなくなりました。
無意識に寝返りを打たないようベッド右サイドにおいていた抱き枕も卒業。
傷口まわりは、痛みはないけれど固いまま。
特に手術した右乳房は、かなり広範囲で固い状態が続いています。
触らなければ普段は意識することはありませんが、少し気になっています。
右胸の形は、針でリンパ液を抜いたところが窪んでいたり
固いところがしこりのように外見からもわかったりですが
半ばあきらめつつ、固さがとれると共にいずれ治るといいなあと思っています。
ここ3,4日 手足全体に小さな赤い発疹がでています。
アロマターゼ阻害薬の副作用?
顔も目のまわりを中心に広範囲に赤くなっています。
目のまわりが赤くなるのは、花粉症の例年の症状ですが
手足にまで赤い発疹ができるのは初めて。
花粉症薬は毎日飲んでいますが
花粉症とアロマターゼ阻害薬(レトロゾール)の相乗効果の副作用なのか
もう少し様子見です。
1か月後の状態を一言でいうと
「胸と腕を意識しない」ようになりました。
お風呂で鏡をみる時(みえてしまう時)を除いて。
術後3週間くらいまで常につきまとっていた右胸と右腕の痛みや違和感が
気がつくと、なくなっていました。触らなければ固さも忘れています。
退院してから数週間、痛みがあった時期は
マンモやMRIで良性石灰化のあった左側の初発が心配になったり
ルミナール型の5年以上後の晩期再発が心配になったり
時々不安に襲われては何度も病理結果をみて同じことを調べまくったりしていましたが
痛みがなくなるのと連動してしだいに
日々のこまごましたことやウクライナ情勢の方が気になり
乳がんの心配事を忘れるようになりました。
自分の体ながらこの治癒力、不思議で、頼もしいです。
手術の日は、窓辺に雪が積もっていたけれど
今は、桜のつぼみが今にも咲きそうなくらい大きくなりました。
来週からは、放射線治療。
ある乳がん専門医のサイトに
「抗がん剤治療を続けてきた人にとっては、その後の手術や放射線治療は
天国にみえるはず」とありました。
本当にそうなんだろうなと思います。
これまでの手術も痛みも、今振り返るとぜんぜん我慢できる範囲
考えてみればたった1か月の期間で、しかも終盤はわずかな痛みだけでした。
抗がん剤で苦しんでいない私が
放射線治療で副作用が心配、とか言ってたら申し訳ないくらい。
病気になったことに感謝するつもりは全くないけれど
治療して下さる全ての人たち、励ましや情報をいただいた全ての人たちに
感謝の気持を捧げたいです。