JuJuブレスト日記

乳がん治療の記録を残していきたいと思います。

乳がん手術後 (3) 術後20日めの状態

2022-03-06 16:58:21 | 乳がん手術後

術後20日め。

昨夜、お風呂でふと鏡をみて、びっくりしました。

なんと胸まわりが普通の肌色に戻っています。

 

手術後ずっと、右胸上部・右側・脇にかけて全体が腫れ気味で

何ともいえない赤暗い色でおおわれていて

茶色のテープ越しに黒っぽい傷が透けていました。

数日前には、胸も脇もパンパンに腫れて全体が真っ赤になり、呆然としたばかり。

 

この状態にいつしか慣れきっていたのか

突然、胸の赤みが引いて普通になったことが、にわかに信じられませんでした。

一昨日から飲み始めた抗生剤の威力?

 

今朝、改めて傷口の様子を点検しました。

明るい光の下でみると

脇の傷部分は、まだぷっくりしていて、薄くなったとはいえ一帯が赤いです。

でも、胸まわりは、赤みがすっかり消えています。

腫れと赤みが引いたら少しデコボコしていたところも目立たなくなりました。

まだ胸の右側全体、何かを寄せて集めたところ(?)がとても固いけれど

主治医がだんだん柔らかくなりますよ、と言ってたっけ。

良かった。。。

 

胸の傷は乳輪右側のキワにそって半周近く。

測ってみると長さ 6cm弱。

円形にカーブしているせいか目視では、もっと短く見えました。

この中央に近い部分を切って、いったいどうやって右側奥の腫瘍を取り出せたのか

マージンを含めるとかなり大きい球体のはず

それを考え始めると不思議が止まりません。

脇の方の傷は長さ 4.5cm。

こちらの方が痛いのに、思っていたより傷は短いです。

短いけど深いから痛いのか?

 

腕を水平より上に伸ばすと、二の腕の内側がピリッとするのは変わらず。

でも腫れが引いてからは、ゆっくり真上近くまであげられるようになりました。

 

朝から気分良く

きょうは久々に玄関前の花壇の手入れをしました。

うちの前を、保育園の子供達がお散歩で通るので花壇に「うさぎ」を配置。

 

次の診察では、こんどは「急速に」ではなくて「突然」腫れが治りましたと

報告しようと思います。


乳がん手術後 (2) 術後18日め リンパ液を抜く

2022-03-04 22:29:56 | 乳がん手術後

術後18日目

臨時の診察を受けました。

 

過去2日間、これまでにない胸&脇の腫れと赤み、痛みがありました。

今朝、かなり腫れは引いてきていたのですが

とりあえずこのままロキソニンだけ飲んでおくので大丈夫か確認しようと思い

病院の医療ソーシャルワーカーに電話すると

すぐに来てくださいと言われました。

 

もっと早く電話すれば良かったのかな

でも昨日だったら痛くて電車に乗れなかったなと思いながら

電車とバスで1時間半かけてT病院へ。

 

診察室に入ると

いつも主治医の先生が1人のところ、看護師さんと 2人で迎えられました。

主治医に、すみませんねと言われました。

・・ こちらの方が恐縮してしまいます。

2日間 Maxだった腫れも もう引いてきているし。

 

ベッドに横になり、緊張していると

「痛いことはしないですよ」と主治医。

いつになく優しいです。

「今日になって急速に腫れがひいてきました」と伝えました。

「急速にですか。。まだ、赤いですね」

 

まずは エコーでリンパ液の状態を確認するそうです。

エコー画面は私もしっかり見ることができます。

「リンパ液が溜まっているので抜きましょう」

エコーをみながら 2か所に針をさしてリンパ液を抜くとのこと。

針をさされて、先生の合図でうしろにいる看護師さんが吸引するようです。

画面上でリンパ液が溜まっていると思われる黒いエリアが

だんだん小さくなり、消えていきました。

痛みもないし被ばくもないエコー、すばらしいです。

ただし、2か所めは針を変えてトライしてもなぜか吸引ができないようで

黒いエリアが残ったまま。

「こっちは自然に抜けるのを待ちましょう」ということになりました。

先生が言われたように

針をさしたときも吸引されているときも痛さは感じませんでした。

 

抜いたリンパ液は45cc

今回は、リンパ液が溜まっただけではなくて

傷口が炎症を起こしている、という診断でした。

抗生物質を5日間飲みきり。

ロキソニンを頓服。

注意事項は、お風呂に入ったあと、傷の部分をシャワーで流すこと。

剥がれかけてそのままにしておいた傷口のテープもすっかり剥がされました。

 

帰り道

電車とバスの振動が傷にひびかなくなったことに気づきました。

45cc分 痛みが軽減しました。


乳がん手術後 (1) 術後16日めの胸の痛み

2022-03-02 11:37:10 | 乳がん手術後

術後16日目

昨夜から急に、右胸・右脇がパンパンに腫れて、熱を持ち

少し触れるだけでも痛くなりました。

 

これまでもずっと、少し腫れて硬くなっている状態ではありました。

硬いところとそうでないところが混在してちょっとデコボコで。。

歩いて振動するときや右手を伸ばしたりするとき、痛みがありました。

でも何となく 1日1日 徐々に治っていくんだろうなと実感していた矢先のこと。

 

温存手術後に、水が溜まって痛くなることがあることは

いろいろな人のブログなどで知っていました。

でも、これまで大丈夫だったのに

術後2週間が過ぎた今頃になって ?

腕を伸ばしたときに、ピッと二の腕の内側に痛みが走ったのが

もしかしたら契機だったのか・・

昨夜は、次第に痛みだけでなく、体が猛烈にだるくなりました。

熱を測ると38.2度。

まずいです。

ほぼステイホームだったし、喉も痛くないのでコロナではないはず。

頓服用にもらっていた鎮痛剤を飲み

早々にベッドにもぐりこみました。

 

今朝、熱はさがって気分は良くなったけれど

腫れと痛みは変わらず。

右手で体を支えるのが痛くて、起き上がるのにも苦労しました。

 

次の診察まであと1週間。

もう少し様子をみようか、どうしたものか。。


今頃ですが、ごあいさつ

2022-03-01 11:25:47 | ごあいさつ

2022年2月14日に乳がん手術をしてから、ちょうど2週間が経ちました。

 

退院の翌日、思い立ってブログを初めて、昨日まで

しこりを見つけてから手術後までの体験を遡って記してきました。

主に自分の備忘のため。

それから、もしかしたら同じような年代や同じような乳がんのタイプで

参考になる人がいるかもしれないという気持で。

 

書き始めると、その時その時のできごとや、ふとした感情や疑問が、

時と共にどんどん薄れていくのがわかり

書きとめておくことが自分自身にとって、これからも続く治療の日々にとって

大事な作業だと思うようになりました。

手術の直後に聞こえた「転移はありませんでしたよ」という主治医の先生の大きな声。

夢の中のできごとのように不思議で、前後の記憶が全くない中で

はっきりとその声の記憶だけが頭に残り、2,3日の間、反芻していました。

今は、いくら思い出そうとしてもその感触が消えています。

大事な記憶だったのに。

 

以下は、私の乳がんの診断結果の再掲です。

まだ病理検査結果はでてないので最終確定ではないのですが。

--------------------------------------------------------------

  右乳房浸潤性乳がん

  ステージ:ⅡA

  サイズ:2.3cm  (MRI結果より)

  サブタイプ:ルミナールA

  ホルモン感受性:あり

     エストロゲン     100%

     プロゲステロン   70%

  ki-67 (増殖能の目安):19%

  HER2:陰性 

  リンパ節への転移:エコー、MRIでは認められず

--------------------------------------------------------------

乳がんの中では、7割を占めるというルミナールのタイプ

手術は乳房部分摘出・温存術でした。

確定診断後、5年間予定のアロマターゼ阻害薬を飲み始めました。

しばらくしたら放射線治療が始まる予定。

 

私は60代後半

シングルですが、同居の父は元気です。

子育て中の人、キャリアを積む前の若い人、

重篤な転移のある人たちの闘病記録を読むと

その無念さに言葉も出ません。

ライフステージのどの時点で罹患するかで人生設計が大きく変わる。

それに比べると、私の乳がんは、今後はわからないけれど今は「大人しい」癌。

退職後で、かつての仕事はやりきった、という思いもあります。

それでも、これまであきらめたこともたくさんあったけれど

続けたいことも、守りたいことも、新しく始めたいことも

たくさんあります。

治療しながら、また一歩一歩進みたいというのが今の心境。

 

これまで、ブログを読んでいただいている人がいることもわかって

励みになりました。

今日からはリアルタイムなので、少し更新頻度は減りそうです。

 

入院前に生けておいた玄関先のユリの花のつぼみが

暖かくなったせいか開花しました。

退院を祝ってもらっているようで嬉しいです。

 

どうぞよろしくお願いいたします。