♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

4.1 お嬢さんお手上げだ 東京千秋楽 素敵な時間のつづきの2

2012年04月06日 23時50分59秒 | 沢田研二の音楽劇

 ぐりーんな若き貧しき絵描きさん 観るたびに可愛く思えてきて

見慣れるってコワイ?

実年齢の3分の1ぐらいも若い絵描きさんを演じて

髪型がイマイチは初日からかわらないけれど 

お腹すかしたポーズが可愛いから? カフェで看板だからって叱られちゃう表情が

しょぼんってポーズだったり 飲んだくれのおじさんとのやりとりが可愛いから

千秋楽は おじさんのアブサンを飲みたいって仕草したとき

おじさんがグラスをわざとずらしたりされながらも グラスをうばいとり飲んじゃう絵描きさん

強いお酒を一気にあおったあとの表情がなんとも

何語かわからないフランス語 シルブプレしか聴き取れないわ

Julieは 指をくわえたり 爪をかむ仕草だったりしながら 若き貧しき絵描きさんに扮して

幕があがった瞬間 髪型とまぁるいかーぶを包み込んでるぐりーんな衣装だけみたら えぇ~だけど

指先や 細かな仕草に こんなふうなふっくらな若い絵描きさんもいるかしらなんて思えてきて

あんまりまじかで鑑賞していないからJulieマジックの威力かしら

 

若き絵描きさんと スランプでマンガが描けていないおじさんを 行ったりきたりしているうちに

役柄が しっかりJulieに染み込んできたのかな

 

雨の中 カッパ着てお父さんな心配するゆうじさん

頭につけたサーチライトも手に持ってる懐中電灯も つけたり消したりしながら

そんな瞬間も 客席のキノコを捜しながら 

三河屋ののぶちゃんと師匠と あれやこれやしながら

そんなときのゆうじさん 甘えた言い方がおじさんじゃなく青年のようで

師匠が ほんとうのことを言えず そんな表情も可笑しくて

 

見送りスーツのゆうじさん

さなちゃんに からかわれるときの表情がなんとも 可笑しくて でも可愛くて

ソファーの肘掛けから転げるゆうじさん スリッパが片方ぬげてとんじゃったりしながら

毎回 その場面 楽しそうに演じて 

さなちゃんのお母さんが 電話口にでないっていうときの しょぼんな姿が Julieならでは

 

さなちゃんと一緒に ♪生きるってなんだか へんてこ~

歌っているけど さなちゃんに語りかけて

  ♪でも ちょっぴり 思うのさ~  ちょっぴりに力がこもっているゆうじさん

  ♪生意気で 意地っ張りな 君が~  いじっぱりにいっぱい力がこもって

  ♪ほんとうの娘ならよかったのに   涙声になって

 

そんなJulieに まっすぐみつめられるさなちゃん

次のセリフ じゃあって言葉が  

いつもより 間がいっぱいあって その瞬間 さなちゃんも ほんとうのお父さんならって気持ちだったかな

 

初めての共演 ふたりして 20公演乗り切って

ふたりで最後の場面

最後のゆうじさんの言葉も  

 

さなちゃんのお母さんから電話

ゆうじさんの 逸るこころが足元に 全身に 

最後の信じろよって言葉  かっこつけたくせして

会いに行くときは あんな格好で

お着替えの場面 

久世さんのセンセイの鞄で 1枚づつ脱いでいく場面でいっぱい笑わせてもらったけれど

 

毎回 のぶちゃんが三河屋の前掛けをあてようとして ゆうじさん それはって 毎回いやいやして

20公演目 とうとう 左手を あげて お相撲さん仕草などして

もちろん 会場にいるひと 待ってましたって 拍手して

 

鯉の模様のアロハ着て 猫背の猫みたいな歩き方するゆうじさん

あれっていつからだったっけ ご本人は すごく楽しそうにして

 

見送りスーツのゆうじさん スリッパから白い靴を履いてJulieにへんしん

前日はまっすぐな方向で

翌日は 斜め方向で

足も手も いっぱいいっぱい使って歌う お嬢さんお手上げだ

この場面は お芝居っていうより Julieのコンサートな瞬間

あのフリやこのフリ Julieの指先やら 足の動き

今までのあれやこれやを組み合わせながら 

壁側のほうを向きながら 手も差し出しながら

こっちの方向だったっけ ちょびっと足元が 宙にういたりしながら

やっぱり Julieじゃんって決めてくれました

 

1回目の幕が下りて 

次に幕が上がるまえに スタンディングして 

2回目のカーテンコール

Julieの手の仕草で もうこれでおしまいって 拍手がぴたっと止んだ瞬間

最後に ジュリー じゅりぃ~  

紀伊國屋サザンシアター 千秋楽の締め

 

3人の役者さんたちの息もぴったり 

Julieも自然体で演じて 歌声は 毎回ほれぼれ

みかんちゃんの歌声も素敵でした 九州の方言も耳に心地よくて いいお芝居でした

 

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