佐野から始まって札幌まで
福岡をのぞいて佐野、名古屋、神戸、札幌と 6公演と46分の観劇。
あの日、あの瞬間、じゅり友さんもいろんな場所で。
居酒屋さんで電車が動くのを待って、そして家族の車で帰宅したり。
自宅からそんなに遠くない場所で、あの瞬間を経験して
今回の各地の公演、佐野を除いて4箇所遠征したひと
そんなにたいへんな経験をしていないひともいたり。
佐野に参加して、恐怖を感じた私の思いとは違って あれやこれや心配することなく
自分の普通のこと普通にして4箇所の公演を楽しんだそう。
佐野で あの瞬間を経験した直後の名古屋
それから少し経って気持ちの変化もあった神戸
二日前に大きな余震で再びちょっと不安になって
被災地の上空を飛んで札幌へ。
行くときも帰りも、自粛の影響で乗客が少ないから小さな飛行機に変更されて。
部屋の窓越しに豊顕寺、さくら広場の背の高い桜を眺めながら
探偵さん遠征も無事終了し この1ヶ月を振り返って
佐野のあの瞬間を冷静に 日本のみんなが普通の日がくること願って
14時46分を静かにむかえて。
夕方、買い物の前にちょっと寄り道して 今日の桜を
いつもの散歩コースふたつめ
三ツ沢公園へ行く途中、歩道橋から桜眺めて
この景色パチリしているときに めまいのように ぐらっと体が揺れて
歩道橋のそばの街灯が大きくゆらゆら揺れて 余震と気がついて
こんな高い場所で ちょっとどきどきして
歩道橋の下、車が普通に走って
歩道橋が崩れて落ちたらと 高いところが嫌いなのであれやこれや先の心配
急いで、階段のてすりにつかまりながら降りて
普通に歩いてる道行くひとに 地震を告げたら みんな気がついていなくて。
若い子の携帯に 福島県6弱と。マグニチュード7.0
写真の撮影時間、17時16分だった。シャッター押した瞬間にグラっと揺れた。
13日にあの場所に行って再確認。
あのとき高いところが苦手なのに なんで足元が透けて見える歩道橋の上で
立ち止まることができたのかな。
キレイな桜に夢中で下に走ってる車が目に入らなかった?
あのときこの街灯が 横に大きく揺れて余震に気がついて。
この場所で写真撮っているときに 大きな揺れを感じて
あの佐野でお芝居を観ている最中に起きた出来事が再び頭に浮かんで
足元の下に見える景色が怖くて やっとの思いで 階段まで辿りついいて。
佐野の出来事、一ヶ月経ってようやく気持ちも落ち着いたのに
また振り出しに戻ってしまったよう。
で、翌12日は朝から余震が続いて 何度も アラームが鳴って。
余震はまだまだつづくみたいで この先も どこかで
新千歳空港から、飛行機で羽田にむかっているとき
機長さん、被災地の上空を通過していることアナウンスして。
あの日から 日本のみんなが
普通のことするときに 被災地に想いを馳せて
私にとって普通のこと これから先普通にしようと思うけれど
余震を感じるたび あれやこれやそのたびに ココロの迷いがつきまとって。