その音の彼方

いろいろな物語や日々の想いを切り取って言葉にして過ごしています。

時の旅人7

2011-12-07 | story
二人は対極

いや、同極

簡単に言えば

優と劣

何をもって、そうだと言ったのか

勉学

運動

いや、もしや外見

身長

目の大きさ

もしやお家柄ではないか

深くは聞かなかったけれど

とにかく耳に入って来るのは

良い話ばかり

ただしよく聞けば聞くほど

信じがたいところも多いのだ

何故ならそれを語るあの女性

彼らに会ったことは一度もないって言うんだから

それでも火の無い所に煙はたたぬ

それらしく燃えるが何かがあったに違いない

そうだ

当時の世界へ行ってみれば

一目瞭然

いや、待て

そんなに違うのなら

今の姿を探そうか

大きく離れているのだろう

誰に聞いたって

この話

同じなのだから

ほらほら

発見しました

確かに

優と劣に見えます

なるほど

納得しかけて目を疑いました

だってこれ

あべこべ

どこでどう間違ったのかしら

この目に劣と優と映るなら

もうそれは劣と優

皆さん違いますよ

優と劣何かでは無いじゃないですか

どこかで逆転したって?

いや、知りません

今の彼らしか見たことはないのだから

僕らの目には今しか写らないのだから

誰かが軽く肩を叩いた

振り向えると別の人が問う

何をもって優劣を?

もはや返す言葉はなく

顔を赤らめるばかり





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