こんにちは!バイオリン講師、丹羽麻希子です
梅雨も明けて、夏真っ盛り!お祭りの季節だー!と気分はウキウキ
さて、今日のブログのテーマは『幼かった自分を思い返してみよう』
お教室に習いに来てくれてる生徒さんのお母様がよく言います。
「あんなに注意してるのに、全然言うこと聞いてくれないんです。」とか
「あんなに言っているのに、自分から練習しようとしない」っていうお言葉はよく聞きます。
私の結論から言うと、「そりゃそうだ(笑)」というのがまず一言目に出ます。
私の幼かった頃なんて、今考えると相当ひどかったですね。
自分がやりたいと言って始めさせてもらったのにもかかわらず、
毎日考えてることと言えば、「どうやったら練習さぼれるかな?」とか、
母親に注意されるたびに「そんなのわかってる!いちいち言わないで!」
挙句の果てには「お母さんは、バイオリン習ったこともないのに何でそんなこと言えるの?」
…口ごたえのオンパレード!!!!(今となっては、大きく反省しております)
ちなみにですね、苦楽を共にしてきた音楽大学時代の同級生(ピアノ専攻)に聞いてみても、
「私なんて譜面台にマンガ隠してハノン弾いてたよ(笑)」
…私なんかより、ツワモノがいた…
今や先生と言われプロで活躍されてる先生たちも、そんな道を通ってきました。
そのたびに、お母さんと大喧嘩!!なーんていうのは、日常茶飯事でした。
だからといって、練習しなくてもいいというわけではありません。
親御さんたちも、「一つの物事を完成させるには、地道な努力・練習が必要」ということが
わかっているから、口酸っぱく子供たちに注意するはずです。
もちろん、素敵な親心です。
ただ、子供たちはめんどくさいことは嫌だし、とにかくどうにかして怠けてやろうなーんて思っているものです。
ついつい怠慢な態度に、カッと怒鳴ったりはしていませんか?
カッと怒鳴れば怒鳴るほど、子供たちは聞く耳を持たなくなる。
聞く耳をもたなくなった子供にさらにカッとなるはずです。
こうなってしまっては、伝わるものも伝わらない…。
ここで、ひとつ。自分たちが幼かったころのことを思い出してください。
親に注意された時の、あのモヤモヤとしてイライラとする気持ち。
(私なんて、この歳になってもう先生と呼ばれてるのにもかかわらず、親と喧嘩するとすごいモヤモヤします)
けど、文句を言いながらでもふてくされながらでも、子供たちはお教室に通ってきてくれるわけです。
文句を言いながらでも、ちゃんと練習をしている時もあります。
当たり前のように思えることだけれど、これは社会に向かうための階段を一歩ずつ登っていってる証拠でもあると思うんです。
小さなことだけれど、どんな形でも続けていけるということは、彼・彼女たちの大きな財産になるはずです
このことを褒めてあげなさいということではなくて、認めてあげてほしいんです。
モヤモヤやイライラを乗り越えていることも、認めてあげてください。
認めてあげたうえで、「なぜ練習が必要なのか」というのを話し合ってください。
子供たちに「お母さんはこう思うけど、あなたはどう思う?」と同じ目線で話し合ってみてください。
怠慢な気持ちを更生させるために、怒鳴らなくてはいけないと思い込んでいませんか?
褒めることが甘やかすことだと思ってはいませんか?
極端に褒めることはマイナスになりますが、認めてあげて同じ目線で話すということは
甘やかすことにはならないはずです。
「練習しなさい」とか「○○しなさい」の言葉は、子供が最もなにやらなくなる言葉なんです。
怒鳴る側もすごくパワーを使ってしまうはずです。
私の指導者の立場ですから、親御さんたちがイライラしてしまう気持ちもわかります。
けど、私も幼かったころはまだまだ未熟な小さなバイオリニストだったから、生徒たちの気持ちもわかります。
親御さんと子供たちの2つの気持ちが、うまく重なりあうようにと先生たちは願うばかりです。
ヴァイオリン講師 丹羽麻希子
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