※以下の記事は2010年5月に観たライブについての感想です。
この間リキッドルーム恵比寿にジェームスチャンスを観に行ってきました。
目当ては彼らだけじゃなくゲストのフリクションも!
平日水曜日の夜と言えど観たいの二つで5千円なら有り!と食い付きました。
ひっさびさのライブハウスで、あの雰囲気はやっぱりいいなぁ。
開催一週間前にチケット取った時点で105番だったから客足「……」なのかなと思いきや当日券が
かなり売れたらしく結果的には混んでました。
かといってきっつきつじゃない混雑具合だからちょうど良かったと思います。
んでフリクション。
現メンバーはドラムが中村達也なのでかなり豪華に感じた。やっぱり生で見るとすごい迫力ですね。
さすが元ブランキー。ベースのレックとの二人だけだからどちらも主役って感じで凄まじいグルーヴでした。
ベースはエフェクターかませまくりでその反復重低音リフの応酬はもはやストーナーロックみたいだった。
イメージ的にレックはもっとストイックで気難しい人かと思いきや楽しそうに余裕すら感じさせて演奏してました。
殺伐までいかない適度な緊迫感でした。楽しかったなぁ。
Friction - Zone tripper (Jisan vally rock festival 2010 )
そしてメインのジェームスチャンス翁は出てきたとき酸欠でぶっ倒れそうになるくらい気分が高揚しました。
うおーーー本物!みたいな。
ただ演奏が進むにつれ分かったのは、期待してたソリッドさや危うい感じというよりむしろ円熟した
ショウのスタイルってこと。まぁやってる年数考えれば当然なんでしょうけど。
約30年前のCDでしか知らなかっただけに歳と共に味わいが変わるんだなぁ。
あと引き出しの多さ。スタンダードなことも結構やるんだなともしみじみ思った。
そして醍醐味は背徳感とエロスと混沌を感じさせるアルトサックスの音色。あれは実に素晴らしかった。
声も出てたし翁自身の調子は良かったと思います。そしてフロントマンとしてのオーラやカリスマ性、
スター性はやっぱり凄い!!
でも打ち合わせが綿密じゃなかったみたいでうまいことコントーションズをタクト仕切れていないというか、
操りきれてない気がして見ててハラハラしました。別の意味でもスリリング。チャンス翁と担当楽器が被ってる
メンバーが何かふてくされてる表情してたし別に仲良しこよしでやれよとは思わないけど段取りはちゃんと
しとけよって思いました。
譜面通りなぞって丁寧にっていうよりはフリーフォームな演奏が多いのだろうけど、前のフリクションの連帯感が
凄まじかっただけに何かしっくりこない時が多かった。
あれが彼らの120%の力、ベストパフォーマンスなら俺の耳と目が腐ってるで結論づくけど、若干野次も飛んでいたしなー。
あとギターの音ちっさ!と思いました。あの鋭利でドファンキーかつ変質狂的なカッティングがたまらないのに・・・。
電車の都合でアンコール観ないで帰ったけど「もういっかなぁ」と思ったのは単に俺の愛が足りないだけかな・・・。
おじさんから若い女の子まで広い客層だったから不思議な空間でもありましたし、5年ぶりの来日で次回はいつか
分からない貴重な人間ロック宝を見た気がします。
長生きして欲しいです。ほんとに。
NO NEWYORKのコンピで魂を持って行かれて以来、聴き込んだBuy収録曲も生で聴けたのはやはり格別でした!
総じて今回は楽しかったし定時で会社終わったあと恵比寿に七時には着けることが分かったからまたちょくちょく
行きたいと思います~。
James Chance & The Contortions - Dish It Out
James Chance & The Contortions - Contort Yourself
なんだか今年初めて音楽好きらしい日記が書けた気がするw
でもライブで汗かいたせいで風邪もらってきちゃいました。
やっぱりインドア人間が無理して外に出るとこういうオチがつくなぁ…。
※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※