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17歳の瞳に映る世界 感想

2021-07-18 07:37:25 | 洋画
「17歳の瞳に映る世界」
望まざる妊娠をした17歳の女性が、ペンシルベニアからニューヨークへ、親の許可無しに中絶が出来る州での出来事を綴った作品。
外から見るとアメリカは先進的で女性差別など過去のものと思ってしまうが、ペンシルベニアでもニューヨークでも女性に対する軽視、差別が軽くそして延々と行われて行く。それが男性のみではなく、男性社会に洗脳された女性からも受けてしまうのは「プロミシング・ヤングウーマン」でも描かれていたが、間を置かずして、再度映画で見せられるとはショック。
「17歳の瞳に映る世界」は一つ一つのセリフ、描写がドキュメンタリーでさえ及ばないのでは?と思える繊細さ。演出・脚本には劇的な味付けはほとんど無いのもあって、生々しく心に訴えてくる。
映画はmee too運動を受けて作られた物とも捉えることが出来るが、絶対的身体能力でどうしても男性に劣ってしまう女性への差別を根絶する事は容易ではないと感じた。

従姉妹を演じたタリア・ライダーは大スターになりそう。


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