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絶対見逃せない、2025年の美術展(日本編・その他編)

2024年12月19日 | 展覧会情報
 前記事に引き抜き、日経トレンディ2025年1月号臨時増刊『日経おとなのOFF   2025年絶対見逃せない美術展』を眺める。
 
 
 
 次に、日本美術展・その他展。
 
 
2025年絶対見逃せない、日本美術展、私的トップ1。
 
幕末土佐の天才絵師 絵金
2025年9月10日〜11月3日
サントリー美術館
 
 2023年のあべのハルカス美術館と展覧会名が同じ「幕末土佐の天才絵師 絵金」。2年経っての巡回展であろうか。
 2024年7月の「土佐赤岡絵金まつり」に行ったばかりの私、本展でますます絵金にはまりそう。
 
 
 
トップ1に続く日本美術展。
多数あるなか、首都圏開催に限定し、私的好みにより絞りに絞って6展。
 
メキシコへのまなざし
2025年2月1日〜5月11日
埼玉県立近代美術館
 
 館のメキシコ近現代美術コレクションも出品されるが、メインはメキシコ美術に影響を受けた1950年代の日本の美術家の作品になるのだろう。芥川沙織作品にも出会えそう。
 
 
春の江戸絵画まつり
司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵
2025年3月15日〜5月11日
府中市美術館
 
 2023年の千葉市美術館「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」展で、亜欧堂田善を満喫したが、本展は司馬江漢とあわせ府中市美術館「春の江戸絵画まつり」らしい切り口で楽しませてもらえるだろう。
 
 
相国寺展 金閣・銀閣
鳳凰がみつめた美の歴史
2025年3月29日〜5月25日
東京藝術大学大学美術館
 
 2024年秋の愛知県美術館からの巡回。私的には、円山応挙『七難七福図巻』を見たい。
 
 
江戸⭐︎大奥
2025年7月19日〜9月21日
東京国立博物館
 
 このテーマ、東京藝術大学大学美術館かサントリー美術館かと思ったら、東京国立博物館の開催。
「そろそろお話しましょうか。わたくしたちの、真実を」
 どれほどのスケールでお話いただけるのだろうか。
 
 
日本の現代美術と世界 1989-2010(仮称)
2025年9月3日〜12月8日
国立新美術館
 
 現代美術には関心薄だが、本展は、2021年に開館した香港の現代美術館「M+」との共同企画というから、気になるところ。
 
 
運慶 祈りの空間 - 興福寺北円堂
2025年9月9日〜11月30日
東京国立博物館
 
 北円堂の本尊の弥勒菩薩坐像と両脇に控える無著・世親菩薩立像、および、かつて北円堂に安置されていたとされる四天王立像、あわせて7軀の国宝仏が出展されるとなると、見逃せない。
 
 
 
大阪・関西万博にあわせ、京都・奈良・大阪にてそれぞれ、大規模な「国宝展」が開催される。
 
大阪・関西万博開催記念 特別展
日本、美のるつぼ 
- 異文化交流の軌跡 -
2025年4月19日〜6月15日
京都国立博物館
 
奈良国立博物館開館130年記念特別展
超 国宝
- 祈りのかがやき -
2025年4月19日〜6月15日
奈良国立博物館
 
大阪・関西万博開催記念 
大阪市立美術館リニューアル記念特別展
日本国宝展
2025年4月26日〜6月15日
大阪市立美術館
 
 出品作は確認していないが、私的には、どうしても今みたい出品作がない場合はパスするつもり。
 
 「国宝展」よりも気になるのが、
 
「日本美術の鉱脈」展
未来の国宝を探せ!
2025年6月21日〜8月31日
大阪中之島美術館
 
 未来の国宝、これは遠征したい。
 
 
 
最後にその他編として、中国美術展を1展
 
宋元仏画
蒼海を越えたほとけたち
2025年9月20日〜11月16日
京都国立博物館
 
 中国絵画の魅力に目覚めていない私であるが、大規模な中国絵画展は見ておきたい。
 本展は、中国の絵画史上でも特筆される高い水準を持つ作品が多く含まれるという宋と元の時代の仏教絵画展だというから、これは是非とも見ておきたい。
 
 
 
 今回は、西洋編、日本編・その他編と2記事に分けて記載した。
 
 まだまだ新たな美術展の情報が、2025年後半に始まるものを中心に出てくるだろうから、楽しみ。 


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