東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

松井冬子展(横浜美術館)

2011年12月18日 | 展覧会(現代美術)

松井冬子展 世界中の子と友達になれる
2011年12月17日~2012年3月18日
横浜美術館


初日に行きました。
当日朝、調べると、
15時から美術館入口のグランドギャラリーで開会式が開催され、本人も来場、
とあったので、少しくらい見れるかもしれないと期待し、その時間を狙って訪問。


といっても、特にファンというわけではありません。
名前は知っている、人気の若手日本画家であることは聞いている、本屋に並ぶ画集をめくったことはある、テレビや雑誌に登場しているようですが見たり読んだりしたことはない、作品を実見するのは今回がたぶん初めて、という程度です。


さて、会場を一回り終わったところで、15時に。
1階で開催されている開会式を、2階からのぞき込む形となりました。


ご本人は黒い和服姿。
横浜美術館館長の挨拶の後、手に原稿を持っての挨拶。少し緊張されている感じ。


・自分にとって美術館は神聖な場所。このような大きな美術館で展覧会が出来ることはとても光栄
・私の作品はコンセプトをもって制作されている。が、作品をどう受け止めるかは皆さんの自由
・子供のころは「世界中の子と友達になれる」と思っていた。ありえないとわかる大人になっても、窮地のとき「世界中の子と友達になれる」は大切な言葉。
・心して作品を見てください。


記憶だけで書いているので、文言詳細は実際と異ります。


開会式終了後に、2巡目の鑑賞。
紅白の胸章をつけた開会式招待者たちが鑑賞を開始。結構な混雑に。
マスコミ関係者によるカメラ撮影があちこちで繰り広げられる。
たくさんの男性を案内する美術館の広報担当の女性。
途中、2階の会場の外で、招待者に挨拶しているご本人を間近に。


いつもと違って、華やかな雰囲気。


作品ですが、ちょっと私には入ってこなかったです。
題名が凝っている。キャプションは本人の言葉でしょうけど、難しい単語ですっとは読めない。所蔵者名には男性の個人名が並ぶ。
イタリア・フィレンツェのラ・スペーコラ博物館の解剖蝋人形(写真でしか見たことないですが)を連想したりしました(といっても、解剖蝋人形のように男性に媚びているわけではない)。


また、3月には本人が初めてアートディレクションを手がける映像作品が公開されるとのこと。
ハードルは高そうだけれども、その時、再挑戦しようかなあと思います。



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