東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

Roma al Tempo di Caravaggio(カラヴァッジョの時代のローマ)

2011年12月11日 | カラヴァッジョ

カラヴァッジョ没後400年だった昨年は、イタリアを中心にカラヴァッジョ関連の展覧会が多数開催されました。
特に、ローマのScuderie del Quirinaleで開催された回顧展。
”純正”カラヴァッジョ作品のみ25点で構成されるという規模の大きさ、イタリアの展覧会史の記録を塗り替えるその驚異の混雑ぶりで、日本のマスコミでもとりあげられるほど話題となりました。


それから1年、没後401年となる今年も、本場ローマで「Roma al Tempo di Caravaggio 1600-1630」と題する展覧会が開催されています。(人気なのですね。)


Roma al Tempo di Caravaggio 1600-1630
2011年11月16日~2012年2月5日
Palazzo Venezia, Roma


「カラヴァッジョの時代のローマ」。
HPで確認すると、カラヴァッジョ作品による展覧会というのではなく、カラヴァッジョやアンニバーレ・カラッチが同時代のローマ美術にどのような影響を及ぼしたのかを検証し、当時のローマ画壇を展望しようとする展覧会であるようです。


展示作品は約140点。
カラヴァッジョ作品の出品は、HPで確認できる限りでは、
「ロレートの聖母」(ローマ、サンタゴスティーノ聖堂)
の1点。
また、新たにカラヴァッジョ帰属とされた「聖アゴスティーノ」(ロンドン、個人蔵)
が展示されています。

 


お馴染み(?)のカラヴァッジェスキ作品中心の展覧会といえるでしょう。
カラヴァッジェスキも好きな私としては、訪問して当時のローマ画壇に酔いたいところですが、当然行けません。
カタログを購入するかどうか、(イタリア語が読めない私としては図版目当てなのですが、)本展は図版的にはそれほど目新しい作品があるわけではないようなので、思案中です。 



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