東京でカラヴァッジョ 日記

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東京国立博物館 パスポート

2017年03月22日 | 展覧会情報

 3回目の購入となる「東京国立博物館 パスポート」4,100円が、明後日、有効期限を迎える。


 この1年間もたいへん重宝させてもらった。
 何より有難いのは、上野で時間があれば、気軽に訪問でき、総合文化展を楽しめること。

 

●東京・京都・奈良・九州国立博物館4館で有効期間内に行われる特別展の中から、お好きな特別展を各1回ずつ、最大で6回までご覧いただけます。
(東京国立博物館で年間6つの特別展が開催されるとは限りません)

 

 6回、フル利用できた。うち1回は奈良国立博物館で利用。

 

【鑑賞実績】

1)生誕150年 黒田清輝(2016年4月)
2)国宝 信貴山縁起絵巻(2016年4月)  
3)黄金のアフガニスタン(2016年4月)
4)古代ギリシャ(2016年6月)
5)ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―(2016年6月)
6)平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち(2016年9月)


 6回、フル利用できたのだが、購入半年以内にフル利用してしまった。

   それで、4回目となるパスポートを購入したのだが、その後の利用は意外と進まず、現時点で、有効期限までのフル利用は困難な状況にある。

 


●東京・京都・奈良・九州国立博物館4館の平常展を何度でもご覧いただけます。


 東京国立博物館の総合文化展を単独で何度か鑑賞した。


【主な鑑賞実績】

1)国宝土偶 縄文の女神(2016年3月)
2)平成28年新指定 国宝・重要文化財(2016年4月)
3)新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像(2016年5月)
4)月例講演会「ヴェネツィア:1585年」(2016年5月)
5)国宝《餓鬼草紙》本館2階国宝室(2016年7月)
6)国宝《紅白芙蓉図》本館1階15室(臨時全国宝物取調局の活動―明治中期の文化財調査)(2017年1月)

 

●ミュージアムシアター 鑑賞チケット引換券

 パスポート購入時にもらえる無料券(1枚、有効期限あり)により、東洋館地下1階にあるTNM&TOPPANミュージアムシアターでのVR(バーチャルリアリティ)作品を楽める。

【鑑賞実績】

 時間が合わず、利用せず。

 

 

 

 4/1から東京国立博物館の会員制度が変更となる。


   現行の「パスポート」は、3/31まで販売されるが、駆け込み購入するか否か、目下の検討課題。

 

   まずは、会員制度変更の内容について、「ベーシック」および「パスポート」に限って確認しておく。


1)本制度変更は、サービス変更を伴う値上げ。
単純な値上げやサービス低下ではなく、損得は一概には言えない。


2)ベーシックについては、500円値上げに対し、東博以外の3館の平常展に、年1回以上、特別展抜きで入場するか、が損得ポイントとなろう。


【現】ベーシック
一般料金:1,500円(1年間有効)
・東博の総合文化展を何度でも入場可。


【新】国立博物館メンバーズパス(4館共通)
一般料金:2,000円(1年間有効)
・東博・京博・奈良博・九州博の平常展に何度でも入場可。

 

3)問題は、私の愛用する「パスポート」。


【現】パスポート
一般料金:4,100円(1年間有効)
・東博・京博・奈良博・九州博の平常展に何度でも入場可。
・東博・京博・奈良博・九州博の特別展に6回(ただし各特別展は1回)入場可。


【新】東博・メンバーズプレミアムパス
一般料金:5,000円(1年間有効)
・東博・京博・奈良博・九州博の平常展に何度でも入場可。
・東博の特別展無料鑑賞券4枚。
・東博・京博・奈良博・九州博の特別展割引観覧(団体料金、何度でも)。

 

   個別に見ると、


・東博・京博・奈良博・九州博の平常展に何度でも入場可、は変わらない。


・東博の特別展については、各展1回計6回と、各展複数回行けて計4回と、どちらが得なのか一概には言えない。
   ただ、「特別展があればまずは行ってみる」から、「今の関心と先々の特別展予定をよく考慮してから決める」スタンスとなり、出動回数は減少するだろう。
   あと、今までならありえた複数枚パスポートの平行購入は、今後あり得なくなる(←ここが狙い? )。


・京博・奈良博の特別展については、割引料金での入場となる。私的には、年1回あるかないかであり影響小。ただ、ちょっと損した感は残る。


・以上を踏まえると、結論は「値上げが残念」。

 


   さて、目下の検討課題に戻る。


   制度変更前に駆け込み「パスポート」購入するか否か。


   私の場合、4回目の購入となる現パスポートの利用状況が芳しくない。残有効期間に対して残保有権利が多い状況にある。


   このタイミングでさらに6展分の権利を追加して、果たしてフル利用できるのか?


   以下、現在各博物館サイトに掲載されている特別展(今後、特別展の追加があるかもしれない)。


東博

「茶の湯」
2017年4月11日~6月4日

「タイ~仏の国の輝き~」
2017年7月4日~8月27日

「フランス人間国宝展」
2017年9月12日~11月26日

「運慶」
2017年9月26日~11月26日

「仁和寺と御室派のみほとけ(仮称)」
2018年1月16日~3月11日


京博

「海北友松」
2017年4月11日 ~5月21日

「国宝」
2017年10月3日〜11月26日


奈良博

「快慶」
2017年4月8日~6月4日

「源信 地獄・極楽への扉」
2017年7月15日~9月3日


九州博

「タイ~仏の国の輝き~」
2017年4月11日〜 6月4日

「世界遺産 ラスコー展」
2017年7月11日〜9月3日

「新・桃山展ー大航海時代の日本美術」
2017年10月14日〜11月26日

 

   上記特別展予定(主に東博)を踏まえると、中途半端なマニアである私は、権利未消化で終わる、あるいは(必ずしも悪いことではないが)権利消化のための訪問となりそう。


   よって、駆け込み購入は行わず、現パスポートの有効期限後に、新「東博・メンバーズプレミアムパス」を購入し、秋の「運慶」展に備えることになるだろう。



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