東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

フェルメール19点目の来日!!は、「真珠の首飾りの少女」

2011年12月10日 | フェルメール

フェルメール19点目の来日!!
は、ベルリン国立美術館所蔵の「真珠の首飾りの少女」です。


ベルリン国立美術館展 -学べるヨーロッパ美術の400年-
2012年6月13日~9月17日
国立西洋美術館


ベルリン国立美術館は、2点のフェルメールを所蔵しています。
「真珠の首飾りの少女」と「紳士とワインを飲む女」ですが、前者が先に来日することとなりました。


総じてフェルメール・ファンの評価が高い作品と聞くので、日本でじっくり観賞できるなんて、たいへんうれしいことです。今から非常に楽しみです。

 

「真珠の首飾りの少女」の1点豪華主義でも十分満足します。贅沢は言えません。
が、他にどんな作品が来るのかなあ、この作品も来てくれないかなあと、
私が見たいベルリン国立美術館所蔵作品10点(フェルメールを除く)をあげると、


ヤン・ファン・エイク 「聖堂の中の聖母子」
ヤン・ファン・アイク「ジョヴァンニ・アルノルフィーニの肖像」
ペトルス・クリストゥス「若い女の肖像」
ブリューゲル「ネーデルランドの諺」
クラーナハ「青春の泉」
カルパッチョ「死せるキリスト」
コレッジョ「レダと白鳥」
カラヴァッジョ「勝ち誇るアモール」
レンブラント「戸口に立つ女」
ラ・トゥール「豆を食べる農民の夫婦」


このうち1点でもあるといいなあ。来ないかなあ。

 


と、12月5日に開設されたらしいHPで確認すると。


ルネッサンスからロココ(1300年代から1700年代)の作品。
・エルコレ・デ・ロベルティ「洗礼者聖ヨハネ」
・リーメンシュナイダー「龍を退治する馬上の聖ゲオルギウス」
・ドナテッロ「聖母子とふたりのケルビム」
・ピントリッキオ「聖母子と聖ヒエロニムス」
・ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「聖母子」
・クラーナハ「ルクレティア」
・クラーナハ「マルティン・ルターの肖像」
・デューラー「ヤーコブ・ムッフェルの肖像」
・ヤコボ・サンソヴィーノ 小ブロンズ像
・フェルメール「真珠の首飾りの少女」
・レンブラント派「黄金の兜の男」
・レンブラント「ミネルヴァ」
・ルーカ・ジョルダーノ「エウクレイデス」「アルキメデス」
・ロイスダール「滝」
・ジャン=アントワーム・ウドン「魚の静物」
・シャルダン「死んだキジの静物」
・パルテルミ・プリウール「足の刺を抜く女性」
・ゴットフリート・クリスティアン・ライゲーベ「聖ゲオルギウスとしての選帝侯フリードリッヒ・ヴィルヘルム」


ない。やはりない。想像どおりない。
でも、ロベルティやピントリッキオ、クラーナハやデューラーあたりは興味大。
また、レンブラント派の「黄金の兜の男」は2002年に来日してますが、レンブラント作ではないにしても、見ごたえのある作品であることは間違いありません。


もうひとつ、1420年代~1600年頃までのイタリア・ルネサンス期の素描30点も来るそうです。
・ボッティチェッリ「≪ダンテ『神曲』写本≫より「煉獄篇第17歌」「煉獄篇第31歌」」
・フィリッピーノ・リッピ
・ジェンティーレ・ベッリーニ
・ルーカ・シニョレッリ「若い女性と若い男性を担ぐふたりの裸体の若者」
・ミケランジェロ「聖家族」


これら素描は期待大です。


まだ半年先ですが、非常に楽しみな展覧会です。
しかし題名の「学べる」というのは、どうなのでしょうかね。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。