STEPS AHEAD: Recent Acquisitions
新収蔵作品展示
2021年2月13日〜5月9日
アーティゾン美術館

アーティゾン美術館は、19世紀から20世紀初頭の西洋の芸術家たちの肖像のヴィンテージ写真約700点を新たに収蔵したという。
本展の「芸術家の肖像写真コレクション」章では、そのうちの43点+従来からの収蔵品5点が展示されている。
アングル、ドラクロワ、コロー、ミレー、ドーミエ。マネ、ドガ、セザンヌ、ルノワールほか印象派の画家。カパネル、ジェローム、ブークローといったアカデミズムの画家。ロダン、シャヴァンヌ、シニャック、マティスなど。ボードレール、ユーゴーやサラ・ベルナールも。
以下、お気に入り5選。
1:アンリ・ルソー

自作を背景にして、ポーズを取るアンリ・ルソー。
作品同様になんか人を食ったような感じの格好。
2:ロートレック

モデルを前に作品制作に没頭するポーズを取るロートレック。
やっぱりおしゃれだし、やっぱりカッコいい。
3:クールベ

花の絵を置いたイーゼルを前にポーズを取るクールベ。
太り過ぎ。
4:モネ

大睡蓮画を描くポーズを取る正装のモネ。
普段からこの服装で制作しているのか。
5:サージェント

代表作《マダムXの肖像》の前でポーズを取るサージェント。
アトリエ?客間? いずれにせよ巨大な部屋。
みんな自然ではない、余所行きの背景、服装、ポーズ、表情。
作品キャプションはなく、出品番号のみの表示で、作品情報は出品作品リストを見てください、となっている。
ただ、展示が出品番号順ではなく、アトランダムなので、出品作品リスト(16頁あって、うち3頁が本章にあたる)をめくりながら番号を探しながら鑑賞は不便。写真のすぐ隣に、誰の肖像なのかの表示だけは欲しいところ。