10/26に公式サイトに掲載された「カラヴァッジョ展」名古屋展の出品リストが、11/2頃に更新されていたようだ。
掲載作品は同じであるものの、出品番号について、展示不可となった11作品を除いたうえで、追加展示となった個人蔵の8作品を含めて1から採番し直している。
よって、カラヴァッジョ展2019-20の出品作品数は42点、名古屋展は、札幌限りの《病めるバッカス》と大阪限りの《執筆する聖ヒエロニムス》を除いた40点の出品、名古屋展以降は展示不可の作品は無かったことにする、という整理がなされたようだ。
展示不可の作品が多数存在する形だと、顧客対応が複雑になるということであろうか。
また、図録についても、第2版が制作されている。
その内容は、本体から展示不可の11点を取り除く、追加展示となった個人蔵の8作品を本体に追加する、採番し直した出品番号を反映させる、かつ、何故誤りなのか素人にはよく分からない正誤表を反映させる、であるようだ。
よって、展示不可作品も掲載した第1版(札幌展向け)、展示不可作品は取り除き追加展示作品を取り込んだ第2版(名古屋展向け、そして大阪展向け)、そして、第2版が準備できるまでの繋ぎとして追加展示された個人蔵8作品にかかる第1版挟み込み用の別冊(名古屋展の最初の1週間+α日間向け)の3種類が存在する。
札幌展にも追加展示1作品にかかる別冊があったかもしれない。
名古屋展訪問時に不思議だったのは、展示室内に図録が置いていなかったこと。名古屋市美術館を訪問したのは初めてなので、ここはそういう方針なのかなあと思っていたが、そういう事情だったのですね。今は第2版を置いている。
関係者のご苦労がしのばれます。
第1版と名古屋向け別冊は持っているけど、第2版も欲しい。大阪展訪問時に購入しようかなあ。個人的な我儘を言えば、大阪展向けの第2版挟み込み用の別冊も登場するといいなあ。
【追記】
大阪展用の第3版が刊行されている。