ヨーロッパにて新型コロナウイルス感染が急速拡大している。
イギリスにおいても、新規感染者数が急増、10月に入ってから1日あたり1万人超、20日頃からは2万人超、とたいへんな状況が続いている。そして今般、イングランドにおける外出制限措置が発表された。
これを受け、ロンドン・ナショナル・ギャラリーが、11/5からの休館を発表した。12/2までの予定。
3/19から臨時休館となったロンドン・ナショナル・ギャラリーは、7/8に111日ぶりに再開。
日時指定事前予約制の導入による入場者数の制限、一方通行の鑑賞ルートの設定などの対策を行いながら開館を続けてきた。
が、120日間営業したところで、無念の再休館。
11/2時点の開館状況
【開館時間】
毎日11時〜18時
(7/8〜7/21は、11時〜16時)
金曜日は21時まで
【日時指定入場制】
15分単位の設定
【一方通行の鑑賞ルート】
入館口、退館口をそれぞれひとつにしたうえで、3種類の一方通行の鑑賞ルートを設定。決められた順序で展示室を巡る、戻ったらダメ、と一方通行の模様。
Aルート:セインズベリー・ウィングでイタリア・ルネサンス/北方絵画など初期作品を観るルート
Bルート:カラヴァッジョ、ルーベンス、ベラスケス、フェルメール、レンブラントなどを観てから、ターナー・印象派作品を観るルート
Cルート:ブロンツィーノ、カナレット、ゲインズバラ、ホガースなどを観てから、ターナー・印象派作品を観るルート
(B、Cとも、ターナー・印象派は共通)。
どれか一つのルート、あるいはA+BまたはA+Cの組み合わせ。つまり全部は観れない(BとCの同時鑑賞はできない)となっているようだ。
【開催中の有料展覧会】
アルテミジア・ジェンティレスキ展
ティツィアーノ展
11/3から大阪・国立国際美術館でロンドン・ナショナル・ギャラリー展が開幕する一方での、本家における大変な事態。
状況が好転し、12月には再々開できるようになっていることを祈る。