どんな業界も人材難と言っている日本の会社だが、有る面当然な出来事だろうと思って居る、少子高齢化だけは年々改善の兆候はないから現在より今後10年以上後の方が依り高齢者は増えているので、その時どうなるかだ、中国への進出で国内の空洞化が進んだがどれもこれも企業の我がままが原因で、将来展望を持っていなかったのではと思って居る、中国の国際化には貢献したが、あんな共産党の意のまま決められる社会や経済に利用されただけだ、中国の発展に協力したばかりに、日本国内は疲弊したり雇用面で若者の争奪戦が行われていた。若い人材は大企業やマスコミで取り上げられていた企業への就職で、現場重視の製造業は取り残されていた。
これらの中で日本が安定成長に乗り遅れた原因が、中国進出と企業関連が疲弊した、新幹線を起点としから延長して全国へと拡大路線に邁進した、結果若者をより都会志向へと変えてしまった、地元とか近場に働き口がなく、都会に出ていった、雇用は都会が有利となるのは当然の結果で、地方に若者が留まらない、これらに言える事は政府と企業が了解事項として、理想とは言えない社会の構造を間違えてしまった事だ。
本来の有るべき姿は、地方と都会はバランスが取れている事が重要で、日本の様に都会優先では歪な国になる、それが今の日本だ。
東京の高層アパートの上層階は売値1億円以上が多くなった。中古でも1億円以上はする、東京の中心5区では坪400万円とか500万円とかする、築40年から50年経つ戸建て住宅が有るが、これらが再開発予定に入っているから、彼方此方で大規模と小規模のアパート建設が行われている。
筆者はその5区内で住んでいるが、何処かで建築が行われている、目の前では三角の土地二つが繋がり5階建てのアパートとなる、変な形の土地だから長い間、空き地だったが、そんな場所でも強引に建てるのだ、その横30mの所も小さなアパートで古い建物だったが買い手が有り、3階建てアパートが建設中だ、その横3棟目は住宅と店併用の土地が解体され、そこに4階建てのアパートが建つ。
住宅地と言って良いが、無理やりワンルームアパートを建てて投資物件にする様だ、中心地の駅前は大規模開発が進行中だ、昨日建築現場で事故が有った東京駅八重洲口は、その1棟だけでなく幾つかが開発予定だ、小さなビルが乱立しているエリアだから開発のターゲットとなり易い。
新宿駅は京王と小田急のデパートが建っているが、これらも開発予定だ、駅前に保険会社ビルが有ったが解体され高層ビル建設が始まっている。
東京はこうして再開発が推進されているが、これらも若者を東京へ引き付けるツールなのだ、こんな人口の多い都会は東京以外にない、高層ビルは中国の海沿いの街と香港にダントツに多いが、人口数は東京だ。
50坪位の戸建てを解体して、そこに3棟の3階建て住宅が多く建てられた、そんな家でも6千万円位から始まったのが7年位前で、今は9千万円台で、土地がもう少し広いと1億円を超える。
彼ら業者は人が集まらないから、解体現場は東南アジア風から中近東、アフリカ風の人が働いて居る。建築現場は2次とか3次下請けが働ける現場だ。
大会社は銀行から融資を受けられるから、彼らが中心にプロジェクトが進むのだ、人手不足は力が居る労働現場が多く、オフィスワーカーは大学卒の人材が採れないと騒いでいるだけだ、その大学も定員に満たない場合が出ている、それもこれもミスマッチが多いからで、日本の病だ、日本が前途悠々はこの先望めないと思って居る、学こと、働く事、生活の場にバランスが無いからで、こんな国に正直暮らしたいとは思わない、個人的にはもう年寄りだから10年以内には死んでいくが、それ以上の生命が有る日本人は大変な世の中が待ち受けている、政治が駄目で、大企業だけは生き残れる社会が駄目なのだ。