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日本の教育は世界標準から2周遅れ、どうするかは政府の仕事

現状でもウイルスに過敏に反応し過ぎて保育園から大学まで真面に運営されてはいない、休校続きでリモートが一部で使われてはいても本来の教育レベルまで到達していない、卒業式もなく入学式もない、彼らにとって大イベントが流れてしまった、何より学校生活での最後の仕上げの行事(野球での甲子園出場等)に向かって日々邁進していた生徒には残念でならない。
保育園や幼稚園でノビノビ遊ばせたいが3密の最たる現場がこれら幼児に居る園だ、何かにつけてそれはダメこれもダメで感性豊かに育って欲しい年齢層が怯えた生活している、マスクなんかさせなくても良いとされているがその園から感染者やクラスターになると世間から批判されたり嫌がらせが起こったりを避けるために、規制が横行している、何もかもが過剰な反応としか思えない。

幸いインフルエンザの流行がなく、感染者と死者が少なかった日本、しかし米国は当初はインフルエンザが拡大し死者も多かった、そしてCOVID-19の感染の広がりも世界一で死者も多い。
当然教育現場では混乱が見られるが元々通学しなくても家庭での教育は進んでいたし通信教育利用は多い国だ、ネット環境は普及しているしそれを拡大利用すれば良いから楽な取り組みで有ろう。

今日のテーマは以前に聞いたこと有る、ドイツの技術系大企業の社長に工学博士号を持つ経営者が多いこと、欧州は国立大学が多いのは40年前から知ってはいて、大卒はエリートと言われていた、しかしそれがどの程度なのかは知らなかった、文献や記事には注意していたが手持ちに余り情報はないのでネットで調べたがこれも多くない。少しは有るし少々古いデータだがその当時から日本の教育は世界標準ではない事がデータとして存在しているので、これをベースに紹介する、数はその国の人口数に関係する、国の習性が関係している部分も有る、日本は大卒までの学生を求めている企業は多く、修士やph.Dは好まれない事実が有る、就職には不利な肩書とは少々幼稚でなかろうかと思うが。

●日本は修士と博士号者が少ない現実の数字です。
 100万人当たりでの大学院卒の数(2008年)
 1位 英国で3116人 2位 米国で2158人 3位 フランス 1592人 4位
 韓国 1557人 5位 日本 586人 6位 ドイツ 131人
 100万人当たりの博士号取得者の数(2008年)
 1位 ドイツ 307人 2位 英国 285人 3位 米国 222人 4位 韓
 国 204人 5位 フランス 173人 6位 日本 131人
 注:ここでの博士号数から推測すればドイツでの社長は多いだろうと想像
   出来るが、数字はない。

●自然科学系の博士号取得者の推移
 ・中国と米国は増加傾向で、同じ位の数
 ・ドイツ、英国、韓国、日本は低く、この4か国は同じ位の数

●企業の研究者に占める博士号取得者の割合(2009年)
 アイルランド 18%、オーストリア 16%、ベルギー 16%、ノル
 ウエー 15%、ロシア 12%、ハンガリー 11%、米国 10%、シ
 ンガポール 7%、イタリア 7%、台湾 5%、トルコ 5%、日本 4
 %、ポルトガル 3%

●米国の上場企業の人事部長の最終学歴
 博士号 14.1%、大学院修了 61.6%、大学卒 35.4%、短大or高卒 3%
 MBA取得(全体中)38.4%と高い傾向に有るのは講座を持つ大学が多い

●日本の企業役員等最終学歴(従業員500人以上)
 大学院卒 5.9%、大学卒 61.4%、短大・高専・専門学校卒 7.4%
 高卒 23.6%、中卒か小学卒 1.7%
 注:日本では役員でも博士号者がいない現実が有るのに注目する

●大学等高等教育への日本人の25歳以上の入学者の割合
 30%越えはアイスランド、ポルトガル、NZ、スエーデンの4か国、日本は
 2%で26か国中で最下位。これは一度就職してから学び直す人が少ないから。

●主要国の大学数(調査年度不明)
 米国 2719校、中国 1090校、日本 783校、ドイツ 409校、韓国 17
 9校、イギリス 164校、フランス 91校
 日本と米国は私立が多く、77%と76%となっている。
 イギリスは99%が国立、フランスも87%が国立、ドイツは75%が州立
 韓国は85%が私立、中国は66%が国立と公立。

 学生数は日本で、256万人中私立へ78%、米国は1213万人中で州立へ60
 %が行く、コミュニテーカレッジが多くそこで2年学び大学へ編入する場合
 も多いのが特徴で有る。
 イギリスは154万人の99%が国立へ、フランスも130万人中98%が国立
 へ行く、ドイツは199万人中95%が州立へ、韓国は203人中79%が私立
 中国は1180万人中78%が国立か公立へ行く。

●英語教育
 日本は平成23年(2011年)から小学生の5年と6年で実施するが週に1コマ、
 韓国は1997年、中国と台湾は2001年から、小学3年から始めて週に2から
 4コマ、ドイツは2004年から小学3年で週2コマ、フランスは2005年から小学1年に
 週1から2コマ教えていた。但し、1コマは40から45分授業。

 アジアの中で韓国の英語教育は半端ではない、フィリピンの英語学校は韓国系が多い、子供の為なら英語圏へ母親が同伴して学ばせる。
アジアでの大学卒は基本英語が話せる場合が多い、日本は周りに英語が氾濫しているが話せない人が殆ど、流行やムードとして氾濫しているだけで実用的でないのは反省しなくてはならない。


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