30年前までは世界で活躍できた企業が多く存在していたが、今は何の存在感もない、有るとしたら部品や素材を提供している中堅と一部大手企業だけで大多数は悲惨な状態が現状で、筆者が20歳前後なら取り合えず米国の大学にでも入り直してしばらく様子見するのが第一の選択肢だ、トヨタだけは存在感は有るが電気自動車や自動運転等先端分野では出遅れている、世界での競争が激化しているから3年から5年後に再編の波に放り込められかもしれない。
唯一の産業なだけに成り行きは注視しなければならない。自動車関連が弱くなると日本の存在感は激減する、日産と三菱は既に日本の会社ではないから除外するとしても日本には自動車会社が多過ぎた、再編は10年前には行うべきで有ったが融資団体の銀行が積極的でなかったか世界の趨勢が読めなかったか知らないが、今は完全に手詰まり状態、ホンダも最近は北米で苦戦が続きGMとの協業をスタートさせる、GMは電気自動車にシフト、車体の共通化とガソリン車はホンダが担うだろう、マツダとスバルはトヨタグループに入り、スズキもダイハツと競合するがトヨタ系となるしかない、完全な吸収合併では負担の方が多くなるから系列として再編するだろうが日本語名の名前は無くなるだろう。
部品会社等産業のすそ野が広いだけ舵取りを間違えると日本は悲惨な状態となる、今の日本には数年前に起業された会社で1万人以上の雇用が出来て売り上げ1兆円が可能な会社はない、2019年度の国内ベンチャー投資額はたった2124億円しかない、世間では騒いでいるが全て小粒で頼りない、世界展開など1社も期待できないと考える。
最近スイスのビジネススクール(IMD)が2020年世界競争力ランキングを発表した、調査対象は63の国と地域で、日本は34位と過去最低を更新したと有る。毎年発表していて過去には総合1位が有った、それは1989年から92年の3年間で今から28年前とスピードの速い今と比べれば昔の事だ。
一応GDPは世界3位だがこの中身は外で稼いだ額より国内消費が多いからで何ともこのギャップの大きさには驚かされる、要するに我々は稼ぐ力はないがモノの値段が高い国で暮らしているだけ、よって貧乏な暮らしをしている人が大多数で有る事です。
人出不足で東南アジアから出稼ぎ労働者を入れないといけない等で30万人位は必要と?国内では人余りだがこの中身は若年層が足らないと言っているだけ、中高年は余っているが労働力と考えてない企業が多い事です。
欧米は若者の失業者が多い、これは中高年雇用の継続、リストラを許さない等の暗黙のルールが有るからでしょう、日本は新卒が3年以内に止める率が高いのは分っているがそれでも若手を欲しがる企業風土を変えなければならないと考える、東京等大都会周辺への人の集中が特に諸外国の都会より多かったのは事実、若い頃米国や英国等での小さな都市を見て歩いたがこんな所に聞いたこと有る会社が有るんだと感心した、新幹線を走らして田舎から都会に来やすくして、地方を過疎化した日本政治は間違っていると今でも思っている、どうする日本、安倍は何をやっても上手く行かず政治を投げ出したが国は借金だけは多くなった、アベノミクスなんてインチキなスローガンは何だと言いたい。