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USスティールは買って、何の得になるのか、それぞれの言い分は正しいか。

日本製鉄がUSスティールを買収して、何が良い買い物と言えるのか、オールドエコノミーの代表的な鉄鋼会社に買収し掛けても、特になる事が見えているのかと問いたい。それにより世界一の鉄鋼会社となっても、製造プロセスの改修工事や機器の入れ替えで膨大な資金が必要となる、何倍にも改変して優等生の会社が誕生するなら良いが、これは期待薄だ。

日本製鉄の会長らしい人物が今回の買収で表に出ているが、彼に世界のトップクラスの鉄鋼会社を切り盛りできる能力が有るのかと問いたい、日本企業の下手な買収劇に疑問を持つ人は多いと見る、日本企業の買収は、その多くが大きな組織を買収したがる傾向に有る、順調に行けば成功と見られるが、中には多くの失敗が有るので、買収に自信が有るとは言えない現状が有る。

今回提訴してでも買収に執着している様だが、上げたこぶしは降ろしても良いと考える、ラインの入れ替えで相当な金額が掛かりそうだ、そこまでして買収するメリットは無いように思える、ここは早く手を引いて、儲かりそうな会社を物色した方が良いと思われる。

鉄鋼も自動車会社も古いタイプの代表的な産業で、こんなのを欲しがる会社は少ない、個人的に買収に1兆円以上係るのなら、5千億円で買収可能な産業に目を向ける、3社位が買収できるだろうから、この内の2社が稼げる会社なら、選択肢としてこちらを選択する、短期的には急激に成果が表れないが、5年位のレンジでなら、収益が望める会社は多い。
発想の転換で、これが上手く行かないのが日本企業で、買収後に大きく業績を上げた会社は少ない、要するに経営は下手な方だから良いと思われる会社の見極めが下手な傾向に有るのが日本企業なので、買収は慎重で有るべきだ。この会社は多くの日本企業の買収を行っているが、ここは成功例だと言える会社はないのが正直な感想だ。

アメリカの大統領が絡んで居る会社の買収は無駄と思え、早く手を引いて次なるターゲットを急いだ方がメリットは有る、アメリカ企業の変化はスピードだ、これに疑いなく絞れれば、間違いは少ない。残念なのは30年位前の新規ビジネスの立ち上げで関与した人物を知って居るが、失敗した。
新規ビジネスでの成功例がないから失敗するのだ、こんな事は経営のイロハで上手く行かない企業の代表的な会社だ。

日本企業は失われた30年での飛躍が無いのだ、こんな連中が新規にビジネスを起こしても成功する訳がない。大企業病に掛かっている病人みたいなものだから活力がない、これが最初に引っかかる失敗例だ。

日本企業を取り巻く環境は、長期的に問題が有る、経営大学院が育ってないから、そこで学ぶ学生が活かせないのだ。これで失敗の予測が付くのだ。
成功体験が少な過ぎるので、日本企業で頭一つ抜けた会社はないと言える。


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