日本に残された主な産業は自動車だけです。
必ずしも稼いでいる訳ではないが1台当たりの単価が高いから無視はできない産業だ、商品としての塊では関連する部品会社も多く、素材メーカーも多いからそこで働く人も多い、製造業を日本から無くすことは出来ない。
今や製造業の時代ではない、と言う評論家的な人種はいるが、日本は物造りを捨ててはならない、今日日本は疲弊している、製造部門の非効率が関係しているかもしれないが、それはより良い部品を出したい、品質を落としたくないと言う職人気質が関係しているだろうが製造業は彼らが支えている、反面小とか零細企業が多いのは事実でこの辺んは改善しなくてはならない。
日本は自動車で日米間で争いのを起こして来た、40数年前にハイウエイでエンストしているのは日本の車だと言われた時期も有る、その頃米国に滞在していたから聞く話では有ったが、それらも年数が経てばクリアーして故障がない、燃費が良い等で売れる車に大変身する、トヨタがレクサスを発売する頃には次に買いたい車はメルセデスでなくレクサスと言う人もいた。
自動車がないと動きが取れないから一人一台は当たり前で、戸建ての家には大きなガレージが有ったり駐車スペースは十分に有った、高校生になれば運転できたから学校にも駐車場が有る時代で有った。
特にカリフォルニア州では人気でトヨタ、日産等の米国本社は加州に有った、排気ガス規制が厳しいのも加州で、次々に問題点を改善して加州民に人気を得て今は約半数の車は日本車が走行している。
その加州が脱ガソリンを打ち出した、2035年までに州内で販売する全ての新車は排ガスを出さない車とするように義務付けすると発表した。
車を比較的長く乗る米国民だから、逆算すると遅くとも5年後にはこれに対応する車を投入しないといけなくなる、稼げる加州を押さえないとその他の州や国でも苦戦する、ハイブリッド車も加州で売れなくなるから電気自動車(EV)か燃料電池車(FCV)となる、EVが話題となったのは10年位前だと記憶している、当時太陽光発電の普及に関係していたから自家発電をEVに使えると考え少々調べたことは有る、エンジン(内燃機)なしでモーターで動くから車を造れるのはメーカーでなくても出来るとか価格も安くなるとか言われていた、しかし今日日本では話程には進展がないと感じる、多くの車種に搭載している訳でもなく価格も安くない、電池の開発で苦戦をしていると聞くと同時に車周辺の風が日本に吹いていないのではと思える、中国の躍進が目覚ましく電池開発で追い越されてしまった、EVメーカーが乱立しているのが中国。
テスラが話題をさらっているが営業赤字は続いているからこの会社が生き残っているかは不鮮明、ドイツ車か中国車がライバルとなるだろう。
最近北米でホンダとGMがアライアンスを組むとされている、車体がホンダで電池はGMが受け待つとされている、テスラを止めた連中がEV車を開発している、VWもテスラより安いEV車を販売する等EV車で上位が保てないと日本自動車はトヨタ以外は無くなるかもしれない。
FCVはまだ問題点が多い、これの取り組みが早かったのはトヨタだが値段が高くて、個人では買えない価格となっている、インフラにもお金が掛かるからこの普及はかなり遅くなる。