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追い越される日本に時間はないが、前回(16日)の続き

今までに日本企業や国としての活力のなさを書いて来たが、バブル後だから時間の経過が長い、本来ならとっくに回復していないと不味いのだが、日本は本当に活力を失ったと感じているし、様々なデータからしても没落現象が起きている。

原因は様々有るが、一番は苦労より楽を選択してしまったからだと思う、経営幹部が働く意欲を無くした事、時代と言うか技術的な変化について行けない部分は有った、中堅以降の年間給与問題は深刻だ(働かないオヤジ現象)、社員数の調整も上手く行かずに、膨れ上がった、特に大企業では彼らのコストパーフォーマンスが低下しているのに気付いても、大胆な改革を行わずにズルズルと歳月だけが過ぎて行った、世界は変化に対応し、特に新興国はやる気満々で追撃してくる、社内での特殊な開発部隊が大きな売り上げが可能な商品企画を生み出せなくなった、そしてそれらを世界にアピールする機会を見出せなかった。日本の自動車産業は元々数が多いと言われていた、結果日産と三菱がルノーに買収されてしまった。今から思えば何でルノー程度に売らねばならなかったのか理解出来ない、それでもまだ多くて数社がトヨタ系列になったり、単独で世界で伍していくには力不足な会社は有るので5社位は事業再編成が起こるだろう、自動車産業は日本にとって最後の砦だ、この産業がなくなると日本には高額な商品が無くなる、維持する為には業界編成は受け入れなくてはならない、支援する金融機関も余裕が有る訳ではない、業界全体に勢いがないので危機感を募らせている。
世界の動向が脱炭素に舵を切っている、これを受け入れるか行く所まで行くのか、欧州では主導的立場のドィツが原発廃止を決定したことの反省が起こっている、高騰するエネルギー問題で国民は怒っている何れにしても近い内に政治的判断や経営判断が迫られる。

中国に自動車の造り方を教えた日本が、台数的には世界で一番売れる国にしてしまった、単独で内燃機では勝てないと電気自動車へとシフトさせた、部品点数が減り、モジュール化も出来る部分が有るので参入に障害はない。
電池は資源の入手だからこれには国内とアフリカに深く入り込んで鉱山開発を行って来た。結果電池では世界一のメーカーを生み出し、中国で自動車売るなら中国製電池を搭載せよと迫る勢いだ。半導体までも中国は生産してるから今までは先生としていた日本やドィツから物まねしなくても競争できるレベルに追い付き始めた。今中国が狙いを定めているのが韓国半導体企業で、高給で技術者をスカウトしている、30年前には日本が韓国にやられた事が中国が仕掛けている、そうはさせないと様々な対策を講じているが、年間給料に大きな差が有るがコアな人材のリクルートだから対処は出来る。

割り切りが早いから多くの技術者が中国に渡っている、半導体関連では日本の技術レベルは低いから関心はない、中国企業でも日本の技術者は必要なくなっている、大変な状況で中国や韓国に見下され、米国も半導体工場を造る予定だが日本は蚊帳の外で、眼中には無い、今彼らは最先端の技術者が欲しい、それには給料で答える姿勢だ、年収数千万円が支払われる、但し本当に技術が活かせるのならで、必要なければ数年で退社が迫られる。
激しい技術革新にいる彼らは頭脳も有るが働く、韓国では英語が基本話せないと出世は出来ない、よって英語の訓練場所をセブ島に作ってしまった、英語学校は多く存在するが基本韓国資本だ、こんな事は10年前以上から始まっていて、子どもを連れて母親が面倒を現地で見ている、親父は韓国で妻子の為に働くだけ、英語力が付けば高校から米国の学校に進学する、大学にも韓国人が多くなったのは30年以上前からだ、中国人留学生は人口が多いから当然多い、彼らの授業料を当てにしているから大事にされている、かっては日本人も多かったが今は少数だ、ここでも日本人は完全に取り残されている。

こうして国が貧乏になり、意欲も無くなっている日本人から何が生み出せるかが問われる、世界はとっくに競争社会だ、海外企業の経営ノウハウもないのに銀行が金を貸してくれるから安易にM&Aを行い、外人社長を雇って経営させているが、当然上手く行かない、殆どのM&Aは失敗だろう、6兆円以上も出して薬品会社を買収した武田薬品は、その成果が出せているのか、今は社員の殆どが外人に入れ替わり、食い物にされているだけかもしれない。


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