英国は僅か1ヵ月で首相が辞職する、何なんだよ、一応選挙が行われての結果で有ったが、伝統的な政治の歴史が有り、日本もお手本にした国なのに、と思う人は多い。しかしこの国に住んでみると余りにも自由が多いし、食うに困る時代も有った、よれよれの乞食的でないが、街にはそんな人が出歩いている事を、実は半世紀前のサッチャー時代に1年位滞在して英国は貧乏な国なんだと言うことを知った。 夏で天気が良いのを期待したが、曇りや雨が多い年で、初めて英国では1日で四季を経験する、事を身をもって経験した、町全体に活気がないし、正直何でこんな国に来てしまったかと反省した。これが好きになれる国と嫌いになる国が有る事に気付き、他の国も見たい気持ちにはなった、ロンドンには当然日本食屋が有ったので、それを食べに約1時間の地方都市に住んでいたけど、何度も出掛けた。当時政治的な事には関心が無かったが、身なりは日本と比べれば低かった、何より貧乏なんだと気が付いて、訪れた国の選定を間違えた、英国流英語にも馴染められなかった、実はその時は2度目の訪問で1回目は産業視察で来ている、若い頃からこの分野に居られたことは、自己研磨には好都合で有った。 生活は自由で、行動の制限なんかないし、当時から多くの外国人が働いていたので、インタナショナルで有る、女性が首相に成れる国だから、政治的には進歩している、それが自由な雰囲気の中で、意見や信条の違いが助長されて来たので、何時しか政党も新興勢力の時代になった、これが必ずしも良いことでないが、今や欧州では幾つかの国で右翼的な政党が誕生している、イタリアも選挙の結果で、この考えの政党から首相が生まれた、複数政党の連立だ、ドイツも連立政権だから安定するとは思えない、フランスも強い政権でないから、欧州を纏めるのは大変な時代になる、簡単に予測出来る。
中国も習が3期目を、無理やり成立させて、習に反対する人は排除されてしまった、全てが習一人の考えで進行してしまう時代になった。付き合い切れない国だが、それを許した米国や産業の発展に協力した日本とドイツの立場は悪いと本音で思っている、余りにも強権的だ、14億人もの人口を抱えている国がインドも入れたらアジアには2カ国も有る、アジア連合で政治・経済を回す事は可能で有る、最も成長するのはアジアで有る事は間違いない、そんな地政学的に有利なのは分かっているから、何時までも米国の子分で居るのかと不安な一面は有る、中間選挙でトランプが再登場になれば米国のお終いが近づくと思っている、彼の脳みそは至って単純な構造で、彼自身が多く抱えている訴訟の結果を、遅らせる戦術に利用しているだけだ、こんな単純な事が分らない米国民も半分はおバカさんだから、始末に困ると考える、子分の国から言えたことではないが、今回の選挙でバイデンとトランプは忘れられる政治家になり、40代位の新鮮な人物が現れるのを期待している、老人を選べる国ではない事は30代から40代は分かっている、必ず40代後半か50代になったばかりのリーダーが出てくると確信している。そうでないなら、もう米国との関係を低くして、アジアで共存すると宣言すれば良い、そうすれば日本に協力的な国が出てくる、存在感が倍以上に高まる、もう韓国が日本に追い付いている部分が有る、そんな深刻な状況に日本は有る事に気が付いているのかと、不安で有る。