ITで読んだ怖い話
昔住んでたボロアパートで体験 深夜に腹が痛くなって目覚めてトイレへと急いだ
明かりを点けドアを開いた瞬間俺は凍りついた そこには髪がグシャグシャで ボロっちい服をきた女がうつむいて立っていた
「んぉ!」
俺は急いでドアを閉めてどうしたらいいのか分からず アタフタしつつ布団に潜った
「何だったんだ今のは???」
独り言を言いながら腹痛を我慢していた しかし腹が我慢の限界が近づいてきている
寝ぼけてたのか? いや でもホンモノかもしれねーし 行きたくねえ・・・どうする!?
もうダメああああああああああああああああああああああああ!!!!
俺は我慢しきれずトイレへ向かった もう漏れる寸前 さっきの女の事は頭になく
勢い欲ドアを開け中に駆け込んだ・・・
「ふぅ~」
次の夜俺は仕事から帰ってきた どうもトイレが気になる 寝ぼけてた事にしてたが アレは本当にそうだったのか? 妙にリアルだった
(ガチャ)
ドアをそーっと開けて 中の様子を伺ったが別に普通だ 考えすぎか シャワーを浴びる事にした
やっぱり寝ぼけてたのか ふざけんなよ! と事を済ませ気持ちよくその夜は寝た
「フフフン♪」
と鼻歌を歌いながら 頭と体を洗い最後にヒゲを剃ってる時だった 鏡に風呂場の外(風呂のドアは半透明)に 人影が動いてるのが見えた
俺は1人暮らしだし彼女もいない・・・ 俺以外にこの部屋に入ってくるなんて・・・
ドロボウ?いや昨夜の女なのか?
その人影は風呂場の外に立っている 俺は鏡から目が離す事が出来ない
・・・・何分経っただろうか 人影はピクリとも動かない
俺も鏡を見たまま動けない コイツはドロボウではないな やっぱり昨日見たのは
ホンモノだったんだと確信した 俺は決心し鏡から徐々に後を向こうと首を動かした
そしてドアを見たらソイツは立っていなかった もう1度鏡を見たがいない
だが今度は寝ぼけてるワケでもなく ヤツは確実にこの部屋に居るんだと 怖くてたまらなかった
風呂場から恐る恐る出て部屋の明かりを点けテレビも点けた 部屋中キョロキョロして 落ち着かない これは酒を飲んで寝るしかねーなと
酒を煽って 部屋の明かりとテレビをつけっぱなにし寝ることにした
寝てから何時間が経ったんだろう?体が重い・・・ 何か苦しいので目を開けてみた
「!」
俺の体に女が乗っかっていた!なぜか寝る前に点けてた明かりとテレビが消えてる・・・
コイツが消したと言うのか?どうなってんだ! 苦しい 体が動かん やばい!
「うぅっ うぅぅ~」
女は何でか泣いてる? そして女は俺の首を絞め始めた 苦しい助けてくれ~
俺は死にたくない 助けて助けてええええ と心の中で叫んだ
だが女の手はきつくなる一方
「うぅっ ・・・君・・・淋しいよぅ りょう君」
りょう君??? こいつは人違いをしてるのか?
俺は
「うぅううう(違う)」
と言葉にならない声で否定した そこで意識が途絶え 気がついたら朝だった
夢ではないと分かったのは 布団の周りに髪の毛が散らばっていたからです