昔ながらの製法で作られ 変わらぬ味で多くの人々に愛されちょるメロンパン 長～い歴史のあるパンである
メロンパンには諸説あるが １９３０年（昭和５年）に東京の駒込木村屋から ビスケット生地で包んだ菓子パンの製造法が 実用新案登録
されちょることなんで 昭和初期の東京で丸形のパンが販売されていたことは確か
ぢゃが発売当初はメロンパンとは呼ばれちょらんかった アールス種のマスクメロンの種がイギリスから日本に輸入されて
メロンの温室栽培に成功したのは１９２５年（大正１４年）なんで マスクメロンが高級果物として一般の目に触れるようになり
焼きあがったパンが メロンに似ちょるため メロンパンの名前の由来になった
多くの人にメロンパンとして認知されたんが 昭和１０年代以降だと考えられる
ぢゃがメロンパンは一種類ではないんぢゃ 関西より西 特に広島や神戸・京都のメロンパンは 数本の縦の筋が入ったラグビーボール
のような紡錘形 中に白餡やカスタードクリームが入っていて ずっしりとした食べごたえのパン
この紡錘形メロンパンの名前の由来は 業務用の調理器具メロン型（洋食店でライスを盛るための型）を使用して成形したからと
いわれちょります 広島県呉市には創業１９３６年（昭和１１年）の老舗 その名もずばりメロンパンというパン屋があり ここが
ライス型を使って作り始めた元祖
オイラは山口県在住ぢゃが ラグビーボール型のメロンパンにはなじみが全くない 幼少の頃からメロンパンは丸型で マスクメロン
の様な網目がある 近所のスーパーも丸形ばかりである
