いくら丼

日曜日に、筋子を買ってきた。一時間かけて、醤油漬けを作った。
旦那は、
賞味期限をみせろ。お前が作ったイクラは食べない。
違うものだせ。
って、言った。

子供たちは、
美味しいから、お父さんも食べてみて？
って、すすすめた。

食べる気配がない。
鶏肉の照り焼き、黄金いか、鉄火巻き、納豆、イカのごまだれ、海老まめ、味噌汁、サラダを出した。
無言で食べていた。

旦那は、
猫でも、死に場所探して死ぬ。早く死んだらいいのに。
って、聞こえるように言った。

筋子は、日曜に旦那が、買うように買い物かごに入れた。
加工に手間がかかる。40℃のお湯で、洗いばらしたら、塩水でゴミをとりながら洗う。
何度も洗浄する。水分を切り、さけ、みりん醤油、ダシ醤油で味をつける。
冷蔵庫で、1週間は食べられる。

旦那は、知らない。筋子には加工手間がかかり、嫌がる料理だ。
なのに、食べない。さらに、私に、死ねとまで。

昔なら、泣いていた。今は、涙も枯れた。
私が春になれば、いなくなる。子供たちは、選ばせる。
次男は、お母さん、パン一枚しか食べられなくてもいいから、出ていこう。って、
以前、耳打ちした。

旦那は、仕事で嫌なことがあったのかもしれない？
旦那の職場の仲間に謝りたい。勤務の間、多くの嫌み嫌がらせをしてごめんなさい。
旦那の性格は、なおりません。
旦那と同じ職場にいたら、きっと、胃に穴が開くと思う。