2024年5月1日の水曜日、午前5時30分に台所に移動した時、イボンヌが台所に姿を見せていた、よく見るとイボンヌから少し離れたところにエリザベスも気持ちよさそうにたたずんでいた、今日は人間で言えば女好き、ナメクジ的に言えばメス好きとでもいうのだろうか、手当たり次第にメスに声をかけては振られていたフリードリヒの姿は見えない、二日続けてキャサリンとマリアに振られて落ち込んでいるのだろうか、メス好きのフリードリヒがいないせいか、イボンヌもエリザベスも台所で気持ちよさそうにたたずんでいた、イボンヌは午前7時頃に姿を消し、エリザベスは10時近くまで台所でたたずんでいたようだ、失恋のショックからフリードリヒが立ち直ってくれることを願い、これからも台所にナメクジたちがやって来て面白い彼らの物語を見せてもらいたいものだ。
2024年4月30日の午前8時に昨日フリードリヒの求愛を断ったマリアが再び台所に現れた、よく見るとマリアとかなり距離を置いた場所に、昨日、マリアからフラれたフリードリヒが、未練たっぷりな様子でマリアの様子をうかがっていた、これ以上、マリアに付きまとうとストーカーとして訴えられ、出入り禁止の処分を受ける事になるから、フリードリヒに、これ以上マリアに付きまとうなとアドバイスを送りたかったのだが、しょせん、ナメクジの世界は自分には分からない、ここも、生まれたばかりの若い二匹に任せて、自分はいったん身を引くことにした、一時間後に二匹の様子をうかがうために台所にやって来た時には、マリアもフリードリヒも姿を消していた、少なくとも台所では惨劇が起こった形跡がなかったので、フリードリヒはマリアにしつこく付きまとう事はしなかったようだ、これから、マリアとフリードリヒはどうなるのか、マリアとフリードリヒだけでなく、キャサリン、エリザベス、イボンヌも台所に現れるてくれるのか、楽しみは尽きない。
2024年4月29日、月曜日の14時にはエリザベスが台所に姿を見せた、エリザベスは何をするでもなく、台所のど真ん中で身動き一つせず、ただ、ただ、たたずむだけで、17時には台所から姿を消した、エリザベスに代わり18時にはマリアが台所に姿を見せた、マリアもエリザベス同様、台所のど真ん中で身動き一つせずたたずんでいたのだが、19時には昨日、キャサリンに愛の告白を行おうと努力していたフリードリヒが台所に姿を見せ、マリアと微妙な距離を保ち、今度はマリアに愛の告白を行おうとしていた、ここも自分が凝視していてはフリードリヒは愛の告白を行いにくいだろうと思い、自分は身を引き、生まれたばかりの若い二匹にこの場を任せる事にした、20時に自分が再び台所に移動した時にはマリアの姿はなく、フリードリヒが呆然と台所のど真ん中でたたずんでいた、マリアに振られたのだろうか、それは定かではないが、フリードリヒは失恋した空気をプンプンと漂わせいた、2024年4月30日、火曜日の午前2時まではフリードリヒが台所で失恋の痛みを癒していたのを確認できたのだが、5時30分に自分が台所に移動した時にはフリードリヒは台所から姿を消していた、失恋のショックで取り返しのつかないことをしなければいいのだが、これからも、自分がナメクジ日記を書くのが面倒くさくなるくらい、ナメクジたちには台所にどんどん姿を見せてほしい。
午前7時30分ごろ、キャサリンの様子を見るため台所に移動した時、フリードリヒも台所に姿を見せ、キャサリンと微妙な距離を保ち、モジモジしていた、フリードリヒはキャサリンに愛の告白を行うために台所にやってきたのだろうか、だとしたら、自分がこの生まれたばかりの若い二匹を凝視し続けていたら、フリードリヒはキャサリンに愛の告白を行いづらいだろう、フリードリヒに思い切って愛の告白を行ってもらうため、この場は生まれたばかりの若い二匹に任せて、自分はひとまず台所から姿を消した、生まれたばかりの若い二匹の様子をうかがうために30分後に台所にやってきたのだが、キャサリンとフリードリヒは相変わらず微妙な距離を保った状態でじっとしていた、結局、二時間ほどこの状態を続けたのち、午前10時前には二匹は台所から姿を消していた、生まれたばかりのころは台所で自分の姿を感じたらキャサリンたちはすぐに住み家に移動していたのだが、今日は、台所で自分の気配を感じてもかなりの時間を台所で過ごしてくれた、自分を仲間として受け入れてくれたのだろうか、そうだとしたらこんなにうれしいことはないのだが、これからもキャサリンたちが頻繁に台所に姿を見せてくれ、自分がナメクジ日記を書くので忙しい状態にしてほしい。
毎年、ゴールデンウイークが始まる前に、この世に生を受けたナメクジたちが、かわいらしい姿で我が家の台所に姿を見せてくれます、今年も4月中旬あたりからこの世に生を受けたナメクジの赤ちゃんたちが、我が家の台所に姿を見せ始めました、2024年4月28日、日曜の21時に自分が台所に移動した時には、イボンヌ、キャサリン、フリードリヒの3匹がすでに台所に姿を現していて、三匹で見事な二等辺三角形を形成していました、この後すぐ台所を後にしたので、いつまでイボンヌ、キャサリン、フリードリヒが二等辺三角形を形成していたのかは定かではありませんが、翌日午前5時30分に自分が台所に移動した時は、キャサリンだけが台所のど真ん中でたたずんでいました、キャサリンは台所の通路のど真ん中で堂々とたたずんでいたので、キャサリンを踏まないように気を付けていたのですが、寝ぼけていたため、つい油断して左足の薬指と小指の間でキャサリンを踏んずけてしまいました、自分から踏んずけられたからキャサリンは驚いたのでしょう、すぐに移動を開始しました、元気に動き回るキャサリンを見て安心しましたが、キャサリンを踏まないよう気を付けなければいけないと自分を戒めた直後に寝ぼけてボーとしてキャサリンを踏んずけてしまった自分は本当に救いようのないマヌケだなと思いました、今回は自分から踏んずけられたキャサリンが運よく無事だったので良かったのですが、これからもマヌケな自分が油断して台所のど真ん中でたたずんでいるキャサリンたちを踏んずけてしまわないか心配です、もちろん、そのようは惨劇が絶対に起こらないよう、最新の注意を払い、ナメクジに日記を続けて、ナメクジに嫌悪感を抱いている人に少しでもナメクジに親しみを持ってもらえるようにしたいと思います。