八重山遠征（２０１０／１１／１９～２３） その１

やはりというか、結局というか、今年２度目の八重山遠征に踏み切りました。

今回は、これといった成果をあげる事ができず、惨敗といってもいいでしょう。
その代わり、常に無く珍道中となりました。
なので、この記事のサブタイトルを「珍道中数え歌」としたいと思います。（笑）

さて、当初の遠征計画は１０月の終わりごろでした。
天候不順が続き、せめて遠征直前の１週間くらいからは回復してくれないかな・・・と思っていました。

そんなある日、パッケージツアーの販売元の会社から携帯に電話が・・・・

「実は、かっちゃん様が旅行の申込みをされた〇〇社が音信不通になっております。」
（えっ、何それ、どういうこと？）

「お申込みは頂いておるのですが、代金が入金されておらず、旅券を送付できない状態です。」

少し説明しよう。

八重山遠征を計画するにあたり、いつもお世話になっている旅行代理店があります。
社長ひとりでやっていると思われる小さな代理店です。

非常に手際が良く、他社が取れない状況でも何とかしてくれた事から、いつもお願いしてきました。
連絡を取ると「あー、かっちゃんさん、また行かれるのですね。」と、すっかり馴染みとなりました。

いつも依頼が遅くなるのに何とかしてくれるので、全幅の信頼を置いておりました。
今回も何も考えず、そこに依頼したのですが・・・不測の事態発生です。

珍道中その１・・・旅行代理店がコケた。（泣）

結局、僕が入金した事実を確認のうえ、旅券は発送してもらえました。
こんな事があるものなんだな・・・と思いつつ事態の収拾にホっとしたものです。

ところが、天候不順どころか、台風が発生しました。
しかも出発日前後に沖縄へやってくるコース。
ふたたび、パッケージの販売元に電話して交渉し、キャンセルの相談をします。

珍道中その２・・・台風がやってきた。

とりあえずキャンセル料は免除してもらえる事にはなりました。
なので、次の一手です。
１１月の後半に振り替えるため、休暇の予定を変更、同時進行で旅券の確保を依頼します。
旅行代理店がコケてしまっているため、今回は販売元に対応してもらえるよう交渉します。

これで、なんとか旅券を確保する事ができました。

天候はあまり良くは無いものの、曇り時々雨くらいで済んで欲しい・・・
祈るような気持ちで出発日を迎えます。

早朝の便で出発のため、今回も羽田近くのホテルに前泊。
夜が明けきる前に行動開始します。
羽田空港での手続きも一段落した頃、ある疑念が脳裏を横切ります。

メガネを忘れたかも・・・・

説明しよう。

僕の裸眼視力は、０．１未満です。
普段はメガネをしているのですが、八重山遠征では１Ｄａｙの使い捨てコンタクトを使います。

この日は、起きてすぐにコンタクトを入れました。
普段は携帯などと同じ場所にメガネも置いて寝るんですが、今回は何故かベッド脇のアラームの所に置いたんです。
この事が、出発前の忘れ物チェックで見落とす要因となってしまいました。

珍道中その３・・・ホテルにメガネを忘れた。（笑）

考えられないようなトラブルにも関わらず、飛行機は無事に出発します。



http://photozou.jp/photo/show/278614/58378006


シートベルト着用サインが消える頃、富士山の上空を飛んでいました。
なかなか綺麗な富士山を眺めることができました。

途中、僕の生涯のなかでももっともひどい揺れを経験したものの、飛行はおおむね順調です。
無事に那覇空港に到着します。

この日の那覇は雨、やはりすっきりしない天気です。
携帯の電源を入れると、メールが何通か届きます。
その中に、信じたくないメールがありました。

「石垣島・大雨洪水警報」

石垣は雨だった・・・・それも警報レベルです。
飛行機は条件付フライトで、石垣の状況によっては宮古へ向かうか、那覇へ引き返すとなっています。

珍道中その４・・・石垣は大雨洪水警報だった。

とりあえず、雨のピークは過ぎたようで、石垣空港へ着陸。
飛行機は、短い滑走路で必死こいて急制動をかけます。

レンタカーを確保、小雨の中を出発します。
市街地に近い川の橋に近づくと・・・
赤茶色の濁流が轟々と流れているではありませんか！
これは大変だ・・・と思いつつ、とりあえずは現地へ行ってみることにします。

こちらの川は何とか入れそうだったので、川へと降りていきます。
水辺に３人の男性が居たのですが、水の中に横たわっているものが・・・ブタです。
しかも腹を捌いて内蔵を出している最中でした。

ギョっとしていると、１人が「誰が来たかと思ったぞー」と大きな口を開けて笑います。
「すいません、ただの観光客です」と応え、横をすり抜けます。

珍道中その５・・・川で内蔵剥き出しのブタに遭遇。

川は増水、しかも水が濁っています。
目と鼻の先に、ナンヨウボウズハゼらしき魚が居るのですが・・・
青色系かオレンジ色系かが識別できない状況です。

しばらく探索しましたが、これは無理と判断します。
それでも、色が出ているっぽいルリボウズハゼを見つけました。
あまり遠くへ逃げないので、少し追いかけてみましたが、結局逃げられます。

ということで、初日石垣の川では成果無しとなりました。

少し早めにホテルへと向かいます。
外にウエットスーツなども吊るしておける構造のロッカーがあるので、装備を収納します。

夜は定番となっているシーフードレストラン・シュリンパーさんへ行きます。
この「石垣の夜」は八重山での楽しみのひとつとなりました。





今回いただいた、うな丼です。
どこぞへの遠征でも、うな丼を食した事がありましたが、僕はうなぎは好きです。

さて、ネットの知人に連絡をしておいたので、ここでお目にかかるつもりでした。
僕のほうは簡単に考えていたのですが、僕の案内は不十分だったようで合流に失敗します。
近所で中華屋さんをやっている方なので、連絡をしてみましたが不発。
結局お目にかかれませんでした。

珍道中その６・・・案内不足で知人との合流に失敗する。

石垣の夜は更けていきます。
明日は西表島に渡ります。


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