私の片割れの話。
片割れと言っても、生き別れになった双子ではない。
相手の名前は彦左衛門。
勝手に私が名づけた(笑)。
でも、本人は嫌がらずに、呼べば返事をする。
出会いは職場。
10年勤務した病院の事務員さん。
お互いの事が、自分自身でも気付いていない所まで理解し合える関係。
言われたくないことを言われても、許すことができる関係。
友だちでもなく、兄弟でもなく、親でもない。
だから“片割れ”。
結婚すると聞いていたけれど、彼の今までを知っているので、
確実に(?)式が終わってからお祝いを言おうと思っていた。
大晦日も仕事だった彦左衛門は帰宅途中の車の中から電話をくれた。
お互いの近況を伝え、祝いの言葉を伝えた。
私の祖母の死を知らなかった彦左衛門。
初詣の話から、その話になった。
彼は、私が半年たった今でも祖母の死を受け入れることができていない事を
瞬時に理解してくれた。
他の悩みも言葉にしなくても理解してくれていた。
男と女なのに、こんなに良い関係。
信じられない人もたくさんいると思う。
なぜ、こんなことを記事にしたのか?
去年、私はいろんな人に支えてもらっていた。
彼の話を聞いて彼の気持ちを同じように瞬時に理解できた私は
“彼の支えになっているのかな?”と思ったから。
片割れさん、これからもよろしく。