タイ王国国歌 เพลงชาติไทย
作詞はルワン・サーラーヌプラパン (ヌワン・パーチンパヤック)、作曲はプラ・チェン・ドゥリヤーン (親はドイツからの移民。ドイツ名はペーター・ファイト Peter Feit)。1939年制定。1932年の立憲革命により、タイ王国の政治体制が絶対王政から立憲君主制に移行したことを契機にして、この歌が作られた。それまでは国王賛歌が国歌の役割を果たしていた。
毎日朝8時と夕方の18時に公共施設(学校、駅、役所…)、公園、広場、テレビ、ラジオで流される。国旗掲揚台があるところでは、朝の国歌斉唱時に国旗が掲揚され、夕方の斉唱時に降ろされる。国歌が流れてきているときは歌わなくてもよいが、直立不動の姿勢をとる必要があり、この姿勢をとらない場合には不敬罪となり、警察は逮捕することができる(ただし、医療や自動車などの運転といった業務に関わっている場合はその限りではない)。ちなみに、タイの映画館で上映前に流れる曲は国歌ではなく国王賛歌である。そのため、旅行者は『国王賛歌』を『タイ国歌』と間違えて受け取ってしまいがちである。
ประเทศไทยรวมเลือดเนื้อชาติเชื้อไทย ……タイの国民の血肉の結束によるタイ
เป็นประชารัฐ ไผทของไทยทุกส่วน ………タイの領地は全国民のものであり
อยู่ดำรงคงไว้ได้ทั้งมวล …………………タイ国民の愛と団結によって残されていく
ด้วยไทยล้วนหมาย รักสามัคค ……………平和を愛するタイ国民
ไทยนี้รักสงบ แต่ถึงรบไม่ขลาด ……………苦難に屈する臆病者はいない
เอกราชจะไม่ให้ใครข่มขี่ …………………侵されることなき国家の独立
สละเลือดทุกหยาดเป็นชาติพลี ……………自国の自由のため命を捧げん
เถลิงประเทศชาติไทยทวี มีชัย ชโย ………タイ王国万歳 永きに渡る勝利を!
タイ王国国歌の歌詞:アルファベット表記
Prathet Thai Ruam Lueat Nuea Chat Chuea Thai,
Pen Pracha Rat, Phathai Khong Thai Thuk Suan,
Yu Damrong Khong Wai Dai Thang Muan,
Duai Thai Luan Mai, Rak Samakkhi,
Thai Ni Rak Sa-ngop, Tae Thueng Rop Mai Khlat,
Ekkarat Cha Mai Hai Khrai Khom Khi,
Sala Lueat Thuk Yat Pen Chat Phali,
Thaloeng Prathet Chat Thai Thawi Mi Chai Cha-yo.
〈別のバージョンの日本語訳〉
血と肉によるタイの団結
タイはすべてタイ国民に属せり
一致団結 国家の独立永らえん
平和を愛するタイ国民
苦難に屈する臆病者なし
侵されることなき国家の独立
自由のために命を捧げん
タイ万歳 永きに渡る勝利を!
タイ国はタイ国民の血肉を集め合わせたもの。
タイの国土は全て国民のもの。
全てを維持できているのは
タイ国民全てが団結を求め、国を愛しているから。
私たちは平和を愛する。
だが、もし闘う事になれば、戦いを恐れはしない。
誰にも私たちの主権と、独立を侵させはしない。
国家のためにならば、私たちは最後の一滴まで私たちの血を国に捧げる。
タイ王国に栄光あれ
タイ王国はタイ国民の血肉を集めてできている。
タイの領土はすべて国民のものであり、
タイ国民の団結と愛で維持されている。
タイは平和を愛するが闘いを恐れはしない
タイの独立を誰からも侵害させはしない。
そのような時には、全ての血を捧げ、
勝利の時まで闘い抜くであろう。
タイ王国に栄光あれ。
タイ国は、タイ人の血肉を結集して出来たもの
タイの国土は、タイ人のもの
国や国土を守れているのは
国民が団結し、平和を愛しているから
いざ戦いとなれば勇猛果敢に戦い
いかなるものにも独立を侵されはしない
そのためには、国民すべてが
最後の血の一滴までも、犠牲にすることができる
わがタイ国に栄光あれ、万歳!
国王賛歌
(特にこの歌は映画館で歌われます。……勿論、起立・直立不動です。)
作詞 プラヤー・ナリッサラー・ヌワッティウォング
作曲 ピョートル・サスーロフスキー
カー・ウォーラプッラチャーゥ・アゥ・マノー・レ・スィラクラーン
ノップ・プラプーミバーン・ブンヤディレーク
エーク・ボーローマ・チャックリン・プラサヤーミン・プラヨッサ・イングヨング
イェン・スィラ・プロ・ボーリバーン・ポン・プラクン・タ・ラックサー
プワング・プラチャー・ペン・スックサーン・コー・バンダーン
タ・プラソング・ダイ・チュング・サリットダング・ワング・ゥーラハルットタイ
ドゥト・チャ・タワーイ・チャイ・チャヨー
国王さま 臣は平伏して敬意を表し
偉大たる国王様に合掌して拝礼します
崇高なるチャックリー王朝とサヤームの
最上の導きたるお方でいらっしゃる国王様のお力のおかげで
臣どもは無事平穏でいることができます
国王様のお力を以って 臣どもすべてに安寧をお授けください
国王様の御心が鳴り響きますように
国王陛下万歳
………………………………………………………………………………
国家に誇りを持てない日本。国旗・国歌を蔑ろにする輩が大きな顔をしている日本。それを「自由」と言って認めていて良いのでしょうか?こちらに居ると色々と考えさせられますね。