今日の夕方の雹と雨、まさに青天の霹靂、明日あさって、最後の桜をと願っていた方には余りにも無慈悲な仕打ち。埼玉戸田市にある倉庫の前で灰色の空を眺めながら、自然に情を求める事のはかなさを実感いたしました。
先週の火曜日から今週の月曜日の間の述べ五日間、述べ16人で2トン車6台分の荷物の整理を行いました。情が先走り、受けてはみた物の、今までの長い経験の中でも横綱級のボリュームでした。品物をほじくるのが生きがいの私の右手は本当にかわいそうでした。収支計算は度外視で、受けた仕事を終えるため、ひたすら目の前にあるあらゆる物の仕分けの連続。
右手から聞こえる悲鳴を無視して、受け渡しの月曜まで右手は動きっぱなし。
中指の第一関節の油が切れたらしく、碁石も持てず、マージャン牌も持てない有様。
倉庫の整理が終わる頃雨も上がり、私は、近くの所謂スーパー銭湯へ。
銭湯自慢の温泉でたっぷりと右手をいたわり、サウナでひと汗の後いつもの露天風呂へ。
時間は夜の7時頃。
足元に目をやりながら露天風呂へのドアを開け目を上にあげた瞬間、私は夜空のあまりもの美しさに驚きました。今夜の空に驚いたのは私だけでしょうか？空の奥まで見事に澄み渡り、まるで秋空の気配、いつもは探すのに苦労する星たちの美しさ。
先程あれほど心を痛めた激しい雨が、これほど空の埃を洗い流してくれたとは！！！
桜の花びらには申し訳ないけどこの空の美しさを見せられては、先程の激しかった雨にも納得の一瞬でした。
自然の持つ素晴らしい情の計らいを実感しつつ、自分の持つ情の軽さをしみじみ。
私はここの露天風呂で、お湯につかりながら眺める空の表情が気に入ってます。
風呂から見える四角いキャンバスにはいつ見ても空しか見えません。
その時その時の空の表情を眺めてはからだと心を暫し癒してます。
今日の最大のショックは今まで800円だった入湯料が850円になっていた事でした。
今週の火曜日、哲学堂の桜
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