今年の1月31日に10年ほど前に入れたインプラントの歯、左の奥の上の3本を急に外されてしまいました。
「これはちょっとまずいのでやり直しましょう。」の先生の一言で。
私はこちらで10年以上お世話になってまして、インプラント治療を施した歯も10本を超えます。恥ずかしながら。
先生の施術は信頼するしか有りません。
この3か月半、足りない歯で、心臓の手当てを繰り返しながら、入院を繰り返しながら、必死に食いしばって生きてまいりました。
それが、今日、その歯が入ったんです。3本が戻りました。
この写真の歯、3本です。特別お願いして、写真を撮らしてもらいました。
ついでに、どの様に装着するのかも勉強させていただきました。
丁度1週間前、私の心臓には、ステントと言う金属の網が装着されました。
今日はインプラント用の金属のネジを見せてもらいました。
口を開けている間、目を閉じて考えました。自分の体のことを。
大事な体を頂いた母に頭を下げるしか有りません。科学の発展、医学の発展、技術の進歩にも頭が下がります。
口を開けて、30分くらいで、「終了しました。」の声。
先生にお礼を告げて、次回の予約をすますと、雨の中、私の足は、すぐ横のデパ地下の立ち食いの寿司屋へ直行です。よく来る場所です。
ここは池袋、東武デパートの地下です。
どうしても左の歯で、鮑のにぎりを食べてみたかったのです。
久々の満足、ささやかな幸せの瞬間でした。
幸せを腹に収めて、横の東京芸術劇場に。
今年から美大の大学院に通う娘の作品が、こちらの公募展に展示されていると言うので、久々のアート探索です。
ここは久しぶりです。
心臓の手当てが済み、3本の歯が戻り、鮑を食して、アートに出会い、生きてることの大事さが実感できる、そんな1日でした。
応募した娘の作品が何某かの賞をいただいていました。
有難うございました。