4つの会計ワードを簡単に解説した記事。一般向けなので、あまり細かいことをいっても仕方がないのですが、のれんの説明はどうなのかなと思いました。
「「のれん」とは、M&A(合併・買収)の際、事業の取得に要した対価と、取得した事業の純資産との差額だ。
M&Aで事業を取得したとき、時価を上回る金額を支払う(時価より高く取得する)ことがある。これは将来、その事業が貸借対照表(BS)に計上されていない収益力を持っている、と買い手が評価しているからだ。この超過収益力を会計上はのれんとして資産に計上することになる。」
事業を時価より高い値段で買ったというよりは、時価で買ったのだけれども、事業全体の時価と、「個々の資産の時価の合計-個々の負債の時価の合計」とには、差があり、その差の部分をのれんとして計上しているのでは。そういう説明でないと、のれんが発生した買収を行った経営者は、時価よりも高い値段で事業を買った無能な経営者ということになってしまいます(実際にそういう場合もありますが)。
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— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) June 6, 2022
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