過年度の有価証券報告書等の訂正報告書の提出見込みに関するお知らせ(PDFファイル)
広済堂ホールディングス(東証プライム)のプレスリリース(2024年9月5日)。
過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を提出する見込みとのことです。
「当社子会社である東京博善株式会社の葬祭収益セグメント事業(火葬事業は含まれません。)において、同社が立ち上げた会員制団体に関し入会審査手数料を収受した取引について、入会審査手数料としての性格に鑑みて 2024 年3月期に一時点の収益として売上高計上(6億4百万円)したものの、実際には付随する役務提供を内容とする契約と一体として取り扱うべきものであり、当該整理を行った場合には役務提供期間である5年間にわたり按分して認識すべき収益であることが判明いたしました。当該事項は新社長による新経営体制のもとで、2024 年3月期における重要取引の正確な理解をするべく取引内容の検討を行う過程において判明したものであり、その後、監査法人アヴァンティアと協議し、本日、過年度決算訂正が必要であると判断いたしました。
当社はその後の社内調査で判明したその他の軽微な誤謬(いずれも期間帰属の誤りによるもの)も含め、監査前の現時点において判明している影響額として、売上高7億4千万円程度、営業利益7億7千万円程度が減少するものであり、2024 年3月期決算に与える重要性に鑑み、有価証券報告書の訂正報告書を提出する必要があるとの判断に至りました。」
収益認識は、基準導入時だけでなく、継続してチェックしないといけないようです。
訂正報告書には監査報告書をつけるそうです。
「訂正内容及び金額の重要性に鑑みて、有価証券報告書の訂正報告書に対して監査証明を付すべきものであると認識しており、2024 年3月期の監査証明を行った興亜監査法人に監査を委嘱する予定です。」
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