改正監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」及び 「公開草案に対するコメントの概要及び対応」の公表について
日本公認会計士協会は、監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」を、2023年1月12日付で公表しました。
従来の監査基準報告書600について、大幅な項目の追加・削除等を行っており、全部で60ページ以上あります。公開草案が2022年10月18日に公表されていました。
国際監査・保証基準審議会(IAASB)のInternational Standard on Auditing 600 (Revised), Special Considerations- Audits of Group Financial Statements (Including the Work of Component Auditorsの改訂内容を反映させる改正です。(ISAの報告書名のとおりだと「グループ財務諸表の監査における特別な考慮事項(構成単位の監査人の作業を含む)」となります。)
改正監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」の概要(PDFファイル)という30ページ弱の説明資料が添付されているので、改正内容については、そちらをご覧ください。
公開草案時の当サイト記事でも、ごく簡単にまとめています。
また、参考資料として、「ISA600 と監査基準報告書 600 の比較表」(PDFファイル)もついています。ISAとの細かい差異をチェックしたい方には、役立つ資料かもしれません。英語との対照表なので、海外監査人とのやりとりにも参考になるかもしれません。
適用時期は...
上記概要説明資料によると、2023年2月1日の春季全国研修会において改正監基報600について解説予定とのことです。
なお、この改正の関係で多数の報告書に適合修正がなされています。