オリンパス粉飾決算事件の刑事裁判での元会長兼社長の被告人質問を取り上げた記事。社長就任後、前任者たちから簿外債務の公表を反対されたそうです
「菊川被告は2001年6月の社長就任から数カ月後に簿外債務を認識、その後に公表も考えたが、前任の下山敏郎、岸本正寿元社長らに「ばかなことを言うな、と叱られた」と語った。公表すれば債務超過や上場廃止につながり「倒産する極めて高い確率が推測された」とも説明した。
同被告は事前に簿外債務の存在を知っていれば「社長になることは断った」とした上で、簿外債務を「私の代で解決しようと話し合っていた」と主張した。」
2001年といえば、同じようなことをやっていた山一証券の破たんから、それほど経っていない時期ですので、倒産というのは現実味が相当あったのでしょう。だからといって、粉飾し続けることが容認されるわけではありませんが・・・。
「倒産考え損失公表できず」オリンパス元社長被告人質問(朝日)
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