会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

新人監査人へのアドバイス(JofAより)

Tips for first-year auditors

米国公認会計士協会の機関誌に新人監査人へのアドバイスをまとめたコラム記事が掲載されています。

日本の監査法人に入所する新人会計士にも当てはまりそうなものばかりです。

以下のようなアドバイスです。

Stay calm(落ち着いて)

自分自身にプレッシャーをかけすぎないように。イン・チャージが指導してくれるし、スキルに見合った仕事を割り当ててくれる。

Show up on time with a smile(現場には時間どおりに、そして笑顔で)

態度と時間の正確さは、新人でも自分でコントロールできるものである。

Be conscientious(仕事は誠実に)

新人が任されるルーティン・ワークはつまらなく見えるかもしれないが、監査にとっては重要だ。

Know your limits(自分の限界を知る)

いつ助けを求めるべきなのかを学ぶことは難しい。新人がすぐにエキスパートになれるわけではないのだから、自分の能力やスキルを超えているような問題については、より経験のある監査チームメンバーと話をしなさい。

Organize client communications(クライアントとのコミュニケーションをうまく組み立てる)

できるだけクライアントの迷惑とならないような質問の仕方をするのは重要。いくつかの質問をまとめて行う方がよい。クライアントとのコミュニケーションをインチャージが担当する場合もある。

Get clarification upfront(最初に確認を)

最初に自分の役割をきちんと理解する。クライアントから提供される情報についても確認する。

Enjoy the experience(その経験をエンジョイする)

監査を始める最初の数年間の経験と成長は積極的に受け入れるべき。会計士のキャリアの中でこれほど短期間で、これほど多くの知識を得られる時期はない。素晴らしいバックグラウンドをもつ多くのユニークな人たちとの出会いもある。
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