藤倉コンポジット(東証1部上場)のプレスリリース。
中国の連結子会社における会計不正疑惑に関する特別調査委員会の調査報告書を受領したというものです。
決算への影響は...
過年度の有価証券報告書等を訂正するかどうかは検討中とのことです。
告発メールがきっかけで、調査を始めたそうです。
「(1) 4 月 23 日付メール
2019 年 4 月 23 日に、藤倉コンポジット株式会社(以下「FC」という。)の不特定多数の役職員宛に、下記①及び②を告発する匿名のメール(以下「4 月 23 日付メール」という。)が送信された。
① 杭州藤倉橡膠有限公司(以下「KF」という。)及び安吉藤倉橡膠有限公司(以下「AF」といい、KF と併せて「FC 中国子会社」と総称する。)の副総経理である A(以下「A副総経理」という。)は、B 社及び C 社(以下、B 社と併せて「D グループ」と総称する。)等を経由した不正経理により、10 億円以上を横領した。
② B 社は、2003 年に、当時の KF の総経理であった E(以下「E 元総経理」という。)が、妻の F(以下「E 夫人」という。)を 100%出資者として設立した会社である。D グループと FC 中国子会社との取引は利益相反取引規制に抵触するところ、E 夫人は、B 社から当該取引により得た利益を原資として配当や役員報酬を受け取っていた疑いがある。」
このほか、藤倉コンポジットの株主宛の告発メールもあったそうです。
まだ、ざっと眺めただけなので、結局どういう不正だったのかはよく把握できていません。興味のある方は、報告書原文をご覧ください。
こちらの会社も中国子会社での不正が問題となっています。
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2019年3月期有価証券報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出のお知らせ(日立キャピタル)(PDFファイル)
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