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「JPX English Disclosure GATE」の開設について(東京証券取引所)

「JPX English Disclosure GATE」の開設について

東京証券取引所は、英文開示ポータルサイト「JPX English Disclosure GATE」の開設を、2021年3月5日に発表しました。

「上場会社による英文開示の充実を促進し、海外投資家による投資機会の拡大を図るため」のものだそうです。

「東証が、英文開示未実施の上場会社を対象に実施した調査では、英文開示資料の作成に関する事務負担が課題として指摘されているため、新設の「JPX English Disclosure GATE」では、英文開示資料の様式例や英文開示における慣用的な表現・用語を整理した日英対訳集等の提供など、上場会社の英文資料作成の負担軽減に役立つ情報を提供してまいります。同時に、開示された情報に対する海外投資家のアクセスの改善も図ってまいります。」

サイトの名前は英語ですが、サイト自体は日本語で書かれています。

JPX English Disclosure GATE

こんな感じです(トップページより)。

コメント一覧

 
この試み自体は歓迎です。
Availability of English Disclosure Information by Listed Companiesのページでは、英文開示書類の提供有無を調べたEXCELブックの一覧表を掲載していて、Convocation Notice of Annual General Shareholders Meetingの掲載有無も記載されていますが、そもそもコーポレートガバナンス・コードの補充原則1-2②に反し、和文の定時株主総会招集通知書をウェブサイトに掲載していない会社もあるので、和文開示の網羅性も調べて同様の一覧表にし、上場会社にウェブサイトでの情報開示を促してもらいたいものです。
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