東証1部上場のイワキが、子会社役員による横領事件について、第三者調査委員会による調査結果を公表したという記事。
会社のプレスリリースを読んだ方が早いでしょう。
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当社子会社元役員による不正行為に関する調査結果について(イワキ)(PDFファイル)
「子会社元役員は、遅くとも平成 17 年頃より、ホクヤクの現預金から不正に金銭を着服するとともに、その事実を隠蔽するため、銀行が発行する残高証明書等の偽造を行っていました。子会社元役員の着服金額は、合計で金 1 億 2,600 万円です。
10 年以上の長期にわたって本件不正行為が発覚しなかったのは、子会社元役員がホクヤクの主要な経理業務を実質的に一人で担っていたこと等によります。
子会社元役員は、本件不正行為に係る着服金はパチンコ等の遊興費、クレジットカードでの買い物代金の支払い及びキャッシング、消費者金融からの借入金返済等に費消したものと認められます。また、当社及びホクヤクにおいて本件不正行為の共犯者は存在しないと認められるものの、調査の限界により、全容の解明には至りませんでした。」
過年度決算訂正に関しては、重要性がないということで、法的には必須でないという結論だったようですが、自発的に、本来あるべき会計処理に準拠して過年度決算の訂正を行うそうです。
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