日野自動車、エンジン認証不正で米当局と和解…制裁金1870億円を支払い一連の問題終結へ
日野自動車が、北米向けエンジンの認証不正問題を巡り、米当局と和解し、約1870億円(12億ドル)もの巨額の罰金を支払うという記事。
「支払いの内訳は、米司法省に対する刑事制裁金が5億2176万ドル、民事制裁金として運輸省などに4億4250万ドル、カリフォルニア州当局に2億3650万ドルとなる。
米国で予定するリコールなどに3億ドル程度の費用がかかる見込みで、最終的な負担額は計15億ドルに上るとみられる。日野は2024年9月中間連結決算で、和解費用を見込んで2300億円の特別損失を計上している。」
CMボイコット騒動のフジテレビは、半期の減収額が数百億円ともいわれているようですが、日野自動車の不正問題による損失は、1けた上の金額です。
不正は高くつくようです。
ちなみに、日野自動車の親会社は、CMボイコットの口火を切ったトヨタ自動車です。
日野自動車 認証不正問題 約1800億円余の制裁金で米当局と和解(NHK)
「日野自動車をめぐっては、認証不正問題への対応などの影響で三菱ふそうトラック・バスとの経営統合の時期が延期されていましたが、今回の和解によって一連の裁判にめどがたったことから統合に向けた協議が前進することになります。」
統合前に発覚してよかった...
ようやく経営統合に前進…日野自動車、三菱ふそうと脱炭素の遅れ取り戻せるか(ニュースイッチ)
会社のプレスリリース。
エンジン認証問題に関する当社及び当社米国子会社と米国当局との和解に関するお知らせ(1月16日)(日野自動車)
根本原因にまで遡って改善されたとみなされないと許してもらえないようです。