NECが、米国基準から日本基準に変更した06年9月連結・単体中間決算を訂正するという記事。
当期赤字は訂正前から25億円膨らんで99億円に拡大、売上高も60億円減ります。
「平成19年3月期半期報告書」の提出と「平成18年3月期中間および通期ならびに平成19年3月期中間決算」の一部訂正について
営業費用や営業外収益で計上していた項目を特別損益項目に修正したというのは、特別損益を原則として使わない米国基準の会計処理が残っていたのでしょう(最終損益には影響なし)。
利益に影響を与えているのは、収益認識にかかわる事項です。
「当中間会計期間から「ソフトウェア取引の収益の会計処理に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第17号)を適用し、当該基準が要求する分割検収による売上の要件を満たしていないと判断した取引、および船積みにより所有権が移転する取引のうち、現地での調整未完のため入金に至っていないと判断した取引につき訂正を行いました。」
注目を集めている決算なので、慎重を期したのでしょう。
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