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滝野川信金、サブプライム損失で11億円赤字の中間決算

滝野川信金、サブプライム損失で11億円赤字の中間決算 : 経済ニュース : 経済・マネー : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

滝野川信用金庫が、米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」関連の損失により、2007年9月中間仮決算で税引き後利益が赤字に転落したという記事。

「同信金は積極的な資金運用で知られており、今年3月末でサブプライム関連を含む債券を117億円保有していた。本業のもうけを示す業務純益は前年同期比14%増の21億円だったが、一連の金融市場の混乱による損失拡大を防ぐため保有債券を売却、償却し、9月末の残高を34億円に圧縮したことで評価損や売却損が膨らんだ。」

信金がサププライム関連の債券に投資しているということは、この他にも同様の投資を行っている機関投資家が相当いるということでしょう。

また、滝野川信金の場合は投資の残高を圧縮し、実現損として損失を計上している部分が多いようですが、処分するチャンスを逸して含み損の状態のまま抱えているようなケースもあるのかもしれません。明確な時価の算定が難しいともいわれているので、そうした場合には、適切に評価減が行われているか、注意する必要がありそうです。
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