新型コロナ治療薬の開発で虚偽発表、株価つり上げか…東京地検特捜部が衣料品卸幹部ら聴取
「プロルート丸光」(東証スタンダード)が、新型コロナウイルス治療薬の開発に関する虚偽の発表により株価をつり上げていた疑いがあるという記事。証券取引等監視委員会に続き、東京地検特捜部が調べているそうです。
「同社は2019年12月、筆頭株主だったコンサルティング会社の紹介で、音楽グッズ関連会社を子会社化すると発表。21年8月には、子会社だった医療機器輸入会社が新型コロナウイルス治療薬の開発で中国企業と提携し、同国当局から、開発に必要な細胞株の国外持ち出しの合意を得たと発表した。
当時ジャスダックに上場していたプロルート社の株価は、21年8月の発表後、1株300円台から730円まで上昇していた。
関係者によると、同社の発表はいずれも株価つり上げを目的とした虚偽の内容だった疑いがあり、筆頭株主だったコンサル会社は21年8月の発表直後に保有株を高値で大量に売却し、多額の利益を得たという。」
読売記事にもあるように、会社も、監視委の調査を受けていることを認めています。
本日の一部報道について(2023年8月23日)(プロルート丸光)
「一部報道のとおり当社にて強制調査を受けたことは事実です。現在、証券取引等監視委員会による調査を受けているため、詳細なコメントは差し控えさせて頂きますが、当社といたしましては、関係当局の調査に誠実に協力してまいります。」
虚偽開示が直接の原因ではありませんが、2023年3月期の会計監査は、意見不表明でした。新年度の第1四半期も結論不表明となっています。
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