森ビル株式会社との連携事業を開始（新日本監査法人）

東京都心における新産業創造プラットフォームの構築を目指し森ビル株式会社との連携事業を開始

新日本監査法人が森ビルとの連携事業を開始するというプレスリリース。

「EYのメンバーファームである新日本有限責任監査法人およびEY新日本クリエーション株式会社は、東京都の平成26年度「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」に、森ビル株式会社と連携して応募し、採択されました。当事業は、「虎ノ門・赤坂・六本木を核とした東京都心における新産業創造プラットフォームの構築」を目的として、連携体の特徴・強みを融合し、以下4つの方針と役割を持って運営します。・・・」

異業種間の連携（カタカナだとコラボレーションでしょうか）というのは悪いことではないのですが、監査法人の場合、いっしょにビジネスをしている相手を監査することは、独立性違反となり基本的にできないので、連携をすればするほど、潜在的な監査クライアントを減らす結果となります。森ビルのケースも、監査人が別の中堅監査法人なので共同してビジネスを行うことができるのでしょうが、将来的に同社の監査契約は獲得しにくくなります。

もっとも、裏口から攻めていって、監査契約が取れそうになったら、連携は解消するという戦術なのかもしれませんが・・・。