企業会計基準委員会が29日に修正国際基準(JMIS)を正式に承認したそうです。
「企業会計基準委員会は29日、国際会計基準(IFRS)の一部を日本仕様に変更する修正国際基準(JMIS)の導入を決議した。日本基準、米国基準、IFRSに続く第4の会計ルールとなる。金融庁の手続きを経て2016年3月期から導入される見通し。ただIFRSの採用が広がるなか、実際に修正版が普及するかは不透明だ。」
「修正版を作ったのは日本では「のれんは定期償却が望ましい」(新日鉄住金の太田克彦副社長)といった声が根強いためだ。ただ一時は採用を検討していた住友理工では「買収した海外企業からの要請もあり今期からIFRSを採用した」(西村義明会長)という。」
JMISはまがりなりにも、一つの会計基準の体系なので、使う会社が現れても、現れなくても、ずっとメンテナンスしていかなければなりません。例えば、IFRSの改訂があるたびに、その扱いを検討しなければなりません。企業会計基準委員会にとっては負の遺産になるのではないでしょうか。(それを見越して修正項目を絞っているのだと思いますが)
なお、企業会計基準委員会のサイトを見たところ、まだ発表はなされていないようです。
(補足)
公表されたようです。委員会のサイトをご覧ください。
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事