会計士が買収し経営していた社会福祉福祉法人の巨額資金流出疑惑の続報。なぜか、読売が連日報じています。
この会計士が関わっていたさまざまな会社に、社会福祉法人から資金が流出していましたが、社会福祉法人の決算月になると、決算日が異なる会社との間で資金移動を行い、資金流出を隠蔽していたようです(今のところ「疑い」ですが)。
「サンフェニックスの決算期である毎年3月が近づくと、グループ会社からサンフェニックスに資金が移動していた。サンフェニックスと医療コンサル会社、会計事務代行会社の決算期はいずれも異なっており、会計士が「決算期のズレ」を利用して資金を循環させ、決算上はサンフェニックスや各社が資金不足に陥っていないように調整していた疑いがあるという。」
期末のBSだけで判断するのは危険であり、期中の資金の動きにも注意しなければいけないということなのでしょう。
【独自】資金流出の社福、経営権売買時の20億円は設立者の「所得」と認定(読売)
「医師は広島国税局の税務調査に対し、「20億円は香港法人に送金された投資資金で、自分の所得ではない」などと主張したが、同国税局は、医師と会計士が結んだ合意契約書に具体的な金額が盛り込まれていた点などを重視。20億円は医師に支払われた個人所得にあたると認定したとみられる。
医師は取材に、20億円の原資はわからないとしたうえで、「香港法人の代表にはなったが、投資を実行する権利を持っているだけだ。もらったつもりはない」と主張し、追徴課税処分に不服を申し立てたことを明かした。」
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