金融庁は、決算期末が2009年3月31日から2010年3月30日までに到来する有価証券報告書提出会社向けの重点審査と状況調査の質問項目を、2009年5月26日付で公表しました。
重点調査の項目は、以下の3つです。
・事業等のリスク等について
・監査報酬の内容等について
・関連当事者との取引等に関する注記について
「事業等のリスク等」は、継続企業の前提の注記に絡んだ調査項目です。なるべく注記をさせないように(?)というチェック表(提出は不要)がついています。
一方、状況調査項目は、以下の2つです。
・内部統制報告書について
・国際会計基準(IFRS)への対応について
内部統制報告書に関する質問は以下のような誘導尋問になっています。
「期末日において「重要な欠陥」が存在し、財務報告に係る内部統制が有効でないと判断された場合であっても、内部統制報告書提出日までに実施された措置によって、「重要な欠陥」が是正されていれば、内部統制報告書提出日において、内部統制は有効であると認めることができることとなっています。
( 前掲Q&A 問106、2⑵の「付記事項」の記載内容の例を参照 )
また、この場合、内部統制監査報告書に、期末日後に実施された是正措置が追記情報として記載されることとなります。
これらのことをご存知ですか。」
国際会計基準については、任意適用の意向があるかを聞いています。
最近の「金融庁」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事